ボクもほんの少しだけ、本当にほんのすこしだけドラムをかじったことがあって、大学時代にちょびっとロックバンドのライブで叩かせてもらったりしたんですが、Jazzのドラムというのは、いまだにさっぱり何が起こっているのか想像がつきません。
だけど大好きなので、今日はRoy Haynes Quartetの「Out of the Afternoon」に名前を付けてやる。
新しい名前:
「これ、本格的に迷ったんじゃね?」
Universal Japan (1996-01-30)
売り上げランキング: 163842
このアルバムは盲目の管楽器奏者(管楽器だけじゃないですね)Roland Kirkの為のアルバム、と呼ばれているそうです。ジャケットの一番左にいる人がRoland Kirkさんです。たしかに恐ろしいほどカッコいい。
でも、ボクはジャズ・ドラマーが結構好きなので、やっぱりRoy Haynesさんに耳が奪われてしまいます。ロイさんはElvin Jonesがいなければナンバー1ドラマーになれたのに、と言われているみたいなんですね。
Elvin Jonesと言えば、実は昔ボクはElvin Jonesに偶然お会いしたことがあります。場所は新宿dug。その時、たまたまコルトレーンの「バラード」のLPをDisc Unionで買って、持っていました。その時、お店にいたとても大きな人がElvin Jonesさんで、dugのオーナーの中平さん(すごく紳士な方ですね)が「若いのに、こんなレコードを持っているんだね。そのアルバムでドラムを叩いているのは彼だよ」と案内してくれて、ボクは手帳にサインをいただきました。握手もしてもらいましたが、手のひらがやたら分厚くてびっくりしたのを覚えています。人生でサインを人にもらったのはElvin Jonesと竹中直人さんだけです。
話が逸れましたが、いやいやロイさんのドラムもとても心地が良いです。順位を競う様な、そんなものではなく、とても素敵なドラミングです。そのドラムに耳を取られていると、その心の隙にサッとRoland Karkが入って来る。心地よいながらも、気を抜けない、とても良いアルバムです。
たまにはdugにふらりと行こうかな、と思いました。