先日のアディティア・ソフィアン来日ツアーは拝み弾きアワード2011のベストライブ賞を見事に獲得だったんですが(東京の3日間全部行った)、そのアディティアを知れたのもディスク・デシネのおかげで、今年も1年通してホントに楽しませてもらったレコード屋さん/レーベルです。
とくにここ最近のレーベル部門「プロダクション・デシネ」のリリースは素晴らしく、出るアルバム出るアルバム本当にハズレがない。
このレーベルのスゴいところは、ジャンルで縛ってるわけでもムーブメントで縛ってるわけでも年代で縛ってるわけでもないのに、骨太な芯がどっしりとあって、どれを聴いても「デシネっぽさ」があるところ。ジャズがあり、ボッサがあり、ソウルがあり、コリアン・ポップやアフリカン・ミュージックなんかまで幅広くリリースしているのに、どれもしっかりと良質でながく楽しめ、ちょっとひねくれたところやはみ出しものみたいなクセもあったりして、それでもすべてに共通して言えるのは、どれをとってもスゴくPOPでステキな音楽たちなんです。
さらにこのレーベルのオモロイところは、「ん?これはちょっと違うなぁ」って思ったアルバムも機が熟すと「あぁ、なんでこれをスルーしたんだろう!?」とお気に入りの音になってくるところ。おっかしいなぁ?って思うんだけど、たしかにはじめ聴いた時は「いくらデシネだからって、これはボクの趣味とは違うよ」ってはっきり思ってたはずなんです。でも、時間が過ぎ季節が変わり気分が変わった自分がなんかの拍子にふと試聴したりなんかすると「ちょっと!これ良いじゃない!」となってしまう。ボクにとってはRay Wonderやマテオ・ストーンマンなんかまさにそうだった。全然違うはずだった。
プロダクション・デシネの音は、ちゃんとそこにいる音なんだと思うんです。新しさを売りにするわけではないけど古くなるつもりなんて到底無いし、流行りのスポットを移動したりなんかせず神戸のディスク・デシネで待ってる。ベストな買い方は、デシネに行って、お店の奥にあるiMacで試聴して、気に入ったらお店のスピーカーでも聴かせてもらったりなんかして、そうやってじっくりと味わいながらCDを買ってライナーを読んでアルバムを聴いて、聴き終わったらまたちょっとライナー読んだりして、音楽を買うことの楽しさを耳だけじゃなく目や手やなんなら鼻でも楽しむ、そういうめんどくさいお店でありレーベルだなぁ、と思っていて、ボクはそういうデシネが大好きです。
っていうのは全部前置きなんですが、この冬のフェアが始まりましたよ!
今回はプロダクション・デシネのアルバムを2枚買うとプク子手ぬぐいが、4枚買うとなんとプク子トートがもらえます!
フェアが始まるタイミングがプロダクション・デシネの新作3枚のリリースとかぶってくれたので、今回はこんな4枚を購入。
密かにデシネの必殺技だと思っているジバゴから始まったアフロ路線でケレンケ・バンド、ブラジルのSSWで艶のある声に背筋からジワっとくるジゼリ・ヂ・サンチ、デシネのジャズは本当に好きなモノがいっぱいあるのですがその中でもピアノものは鉄板で今回はイタリアのジャズピアニストジョヴァンニ・チェカレリ・トリオ、ひねくれ者パワーポップで聴こうと思うまでに多分1年くらいはかかったレイ・ワンダー。
それぞれの音や説明は各ページで試聴したり読んだりしていただくとして、そんな4枚を購入して、オマケにプク子手ぬぐいとプク子トートとゲットした!
お年賀でもイケるプク子手ぬぐい。
いえいえ、こちらこそ。
手ぬぐいにはロゴやプク子さんが!勿体無くて使えないよ!
そしてこちらがプク子トート。前回のフェアではプク子ミニトートでしたが、今回は大きいゾ!
マチまできちんとあって、生地もすごくしっかりしてる。
CDやレコードをたっぷり買って帰れますよ!
前回のミニトートもあっという間になくなったらしいのですが、今回のトートはもっと早くなくなっちゃうんじゃないかな?
プレゼントが貰える条件など、注意書きをきちんと読んで「せっかくこのタイミングに合わせたのにもらいそこねた!」なんてことがないように!
しっかり読もう! → 【プロダクション・デシネ・フェア 2011年冬 開催概要】
き、期間中、もう1回くらい・・・!?お早めに〜!
ちなみに、我が家のデシネ・コーナーはこんなことになっとります。