前回の「Takeru Ishikawaさんにインタビューしました その1」の続編です。
ゲームミュージックやドラマのサントラが大好きだったりという、映像が常にそばにある音の近くにいたTakeru Ishikawaさんに先日リリースされた『Usual』についての話も伺いました。
拝:じゃあ、今回の『Usual』も基本、映像ありきですか?
イ:そうですね。「Curl Salt」 ぐらいですかね、映像なしで作ったのは。
拝:どんなきっかけで、映像なしの制作を始めたんですか?
イ:それまでアウトプットが少なかったってのがあると思います。
拝:アウトプット?
イ:インプットばっかりしてきてて、なんか出さないといけなかった。そんな感じです。適当すぎですけど(笑)
拝:作る量より、聴く量/観る量が圧倒的に多かった感じなんですね。
イ:そうですね。まあいつも大抵そうですけど(笑)
拝:基本的に、依頼があって曲を作っていたのが、自発的に作ったのが「Curl Salt」と。
イ:そうですね、あと、会社辞めた直後だったみたいです。
拝:イメージなしで作るって言うのは、今までとかなり違うけど、何を手がかりに?
イ:いつも遊びでやってる感じなんですけど、フレーズだけで投げてるものがいろいろありまして、というか、いつも曲にしあげずに終わることが多々あって、「Curl Salt」だけはちゃんとできたって感じです。
拝:曲というよりは、パーツパーツをくみあげた感じなんですか?
イ:いや、「Curl Salt」は1から作りました。
拝:投げずに最後までやったんですね(笑)
イ:そうですね(笑) 会社辞めたからとか、いろいろあった気がしますけど、あんまり覚えてません(笑)
拝:無意識のうちに仕上げた1曲。
イ:いつもそうなんです。曲を作ったあとで、次に作ろうとするときに、前にどうやって作ってたのかが思い出せない、ということを繰り返しています。
拝:集中しすぎる感じですか?
イ:いや、飽きっぽいですよ(笑) 眠くなったり、機材とらぶったら、速攻で諦めます。
その3に続きます。
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