前回、料理をするようになって作ったものと増えた道具を振り返りましたが、料理することへの抵抗がなくなってきたのも様々なわかりやすいレシピのおかげなので、そんな作ったものの中からよく作るようになったものを共有します。初心者でも難しいんじゃないの?という心的ハードルをこえて作れるようなわかりやすいレシピたちだと思います。
続きを読む我が料理の軌跡と増えていった道具たち
まったくできなかった料理をするようになって1年半くらいが経った。回数を重ねるうちに作る種類も少しずつ増え、それにともない道具も増えていった。年末なのでちょっとその軌跡を振り返ってみたい。当時の自分と同じような料理の初心者の方々の刺激にすこしでもなれたらそれにまさることはない。
Instagram post by @dubstronica • Jul 2, 2018 at 11:52am UTC
ケール、ズッキーニ、ヤングコーン、アスパラ、ブロッコリー、ミックスビーンズ、アーモンド、カシューナッツ、アボカド、わかめのサラダ。ドレッシングは米油と塩胡椒。
スタート当初は野菜中心の生活にハマっていたのもあり、外食ではなかなか難しい野菜中心の食事のための自炊として、野菜を切る・まぜる・焼く、というシンプルな作業からスタートした。ご覧になればおわかりいただけると思うがいわゆる「下処理」という概念がまだほぼ無いので、オーブンで焼いたオクラにはガクがついたままだ。そんなこと知らなかったのだ。
Instagram post by @dubstronica • Jul 12, 2018 at 2:26pm UTC
がっつりハマっていくカレー作りも、出来合いのペーストに切った野菜を入れて煮る、というシンプルなところから手をつけた。スタートはグリーンカレーだった。
そんなシンプルな作業ではなかなかバリエーションも出せないので、「おろす」という作業を追加してバリエーションを増やしたいと考え、ちょっと良いおろし金を手に入れる。これで大根をおろすと手軽で早いだけでなく、水分だけ別に出来るのでグチャグチャにならず、ふわふわのそれだけで一品にカウントできそうな大根おろしができる。風邪のひき始めに自分でリンゴや生姜、大根をおろしてお湯と蜂蜜でドリンクを作る、なんてこともやれるようになった。
ほどなくして、近所のスーパーでクミン・コリアンダー・カイエンペッパーにターメリックといった基本のスパイスを買いそろえインドカレーを作り始めた。とにかくレシピに素直に習って黙々と実践した。かかる時間も余る食材もなかなかのものだった。
Instagram post by @dubstronica • Aug 14, 2018 at 10:33am UTC
南インドカレーのレシピを好んで挑戦していたので、はじめの行程に油にマスタードシードをいれて香りを出すことが多い。これが思いっきりはねて怖いのではね防止のために油はねガードを導入した。これは本当に助かって、はかどって仕方がなかった。今ではなくてはならないものとなっている。
料理にハマってちょうど3ヶ月目くらいの頃にKING無水鍋をプレゼントしてもらった。モノとしての美しさもさることながら、炊飯器をつかわず鍋で炊飯する派なので、KING無水鍋を導入してからの炊飯の安定がハンパない。こんなに簡単にしかもうまく米が炊けるなんてと感動した。密閉性の高さのおかげで無水料理(のちにビリヤニ作りに大活躍することとなる)や、もちろんシンプルに鍋として、今となってはこれがないと本当に困る中心道具になった。24cmを使っているが小さい18cmも欲しい、必要。
にんにくと生姜はささっとおろして玉ねぎ炒めた後に入れる事が多いのでおろし金の出番が多いし、竹スクレーパーは無くてはならないものになっている。
料理道具のディスニーランドこと合羽橋をふらついていて見つけてそっこう手にいれたスクレーパーも、カレー作りで発生するおろしニンニク・おろしショウガとセットのようなものだ。おろし金にのこったニンニクショウガを鍋に落とし、そのまま水でおろし金をさっと洗えるので料理中のこまかな時間短縮に非常に役立っている。
Instagram post by @dubstronica • Sep 17, 2018 at 2:19pm UTC
Instagram post by @dubstronica • Sep 28, 2018 at 2:33pm UTC
網で焼いた野菜をトッピングしたり、焼きナスをカレーにしたり、はたまたパパドに火を通す時に焼き網が欲しくなり手に入れた。持ち手がないシンプルなものでおそらくどこにでも売っているような焼き網だが、そのシンプルな見た目にがっつり惚れてしまった。たまに食パンをトーストする時なんかも使っています。
ハァァァン(#タダフサ のパン切りを試すためにCUPIDのパンドミを買ってきた様子です。切れ味、パンくずの出なさ、暗殺レベル…)
料理道具をいろいろと見るのが好きになってしまったおかげで出会ってしまったタダフサのパン切り包丁。これはもう試させてあげたい切れ味で、圧倒的な満足度がある。パンをよく食べる人なら強く勧めたい。
その後も順調にカレーを作り続け、スパイスの消費量、種類ともに順調に増えていく。小さな瓶のものだと割高ということで、マヤバザールなどでスパイスやバスマティ米などをまとめ買い(袋買い)するようになっていく。
Instagram post by @dubstronica • Oct 7, 2018 at 4:43am UTC
開封したスパイスの保存方法を袋そのままにしておくわけにもいかず(使いづらい)、またスーパーで買うようなスパイスボトルから計量スプーンにスパイスを振り入れる作業のストレスも相まって、以前から気になっていたセラーメートのチャーミークリアーをついに導入する。計量スプーンをそのまま突っ込めるのと重ねておけるところ、なにより並べた時のわかりやすさとかっこよさで他の追随を許さない保存容器だ。
とりあえずよく使う5種類をおさめるべく5個からスタートです。
Instagram post by @dubstronica • Mar 23, 2019 at 12:45pm UTC
半年後にはこうなった。その後も・・・。
豚肉と根菜の甘酢炒め作りました。片栗粉の魔力に取り憑かれ始めている…
インドカレー中心の調理にも少し慣れてきた頃に他のジャンルへの挑戦も並行した。どの料理に挑戦する時もインドカレー調理の構造がとても手助けになっていることに気づきだしてどちらも楽しさを増していく。
調理に慣れがみえると欲が出るもので、食器なども気持ちの良いものを求めるようになっていく。ちょうど去年のクリスマスプレゼントとして彼女にあげたターリー&カトリセットはアジアハンターで。
盛り付けや雰囲気も大切だということを痛感し、その後も意識を強める。
これはかっこいいホットパンの自慢です。しっかりとした厚み、カリッとした耳付きのホットサンドが焼ける。この家事問屋との出会いでかっこいい道具をたくさん知ってしまうことになる。
そのホットパンに油を均等に敷くために導入した耐熱のシリコンハケはその後もけっこう活躍している。そういう作業はそれまではキッチンペーパーなどでどうにかごまかしていたので、シリコンハケのおかげでよりスマートに効率よくなった。縁の下の力持ちだ。
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キッチンスクレーパーのこと知ったのわりと最近なんですが、こんな便利なものなんでおしえてくれなかった!油とかこびりついた汚れすくい取ってから洗ったらスポンジ汚れなくて済むじゃんか〜😂
縁の下の力持ちといえば、忘れるわけにいかないのがキッチンスクレーパーだ。上の写真(汚くて申し訳ない)のリンク先の動画では使い始めの頃で水を流しながら使っているが、最近では濡らした食器類をすくい取ってからさっと流すような使い方で洗い物がスムーズになった。
9ヶ月くらいが経った頃。調整するという概念(余裕)が出てきたり、レシピ通り作った次は好みに近づける、みたいなことに挑戦しはじめていた。一品つくって精一杯なところからもなんとか抜け出したいと考え、作り置き(残りもの)との組み合わせなども積極的になっていた。
だいたいこのセットで使う。木ベラについたのを払いおとす用のミニスパチュラ。鍋のフチでカンカンやらずに済むし精神衛生上良い。
よりさまざまな手順が料理内に増えていき、そこにスマートに対応することで流れを切らさないようにできればと細かいところに手がとどく道具が増えていく。そういったものをちょっと並べていきます。
この無印良品のジャムスプーンも小瓶からすくい取ったり塗ったり、木ベラをさっと拭ったりに大変重宝していて2つ買って運用している。サンドイッチ作る時とか、もう1本あればなぁ!という時が多いのだ。
それまでなんとか包丁で剥いていた野菜の皮もピーラーを導入してから抜群に早くなった。T型ではなくI型なので、包丁ライクに使うことができてとても気に入っている。人参とかを薄くスライスしてサラダに使ったりもできます。思う倍べんりじゃ。
こちらは魅惑の家事問屋、味見スプーン。鍋の中の味見にちょうどよいサイズ感、おしりのフォークは野菜の火の通り具合をみる串として重宝。他の道具に比べると、なくてもなんとかなる部類ですが、実は毎回使うという頻度の非常に高い道具。そして好きな道具は料理をより楽しくしてくれるから侮れない。それにしても家事問屋が好きすぎる。
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Instagram post by @dubstronica • Apr 29, 2019 at 12:52pm UTC
いろんなスパイスをホールとパウダーですべて揃えているわけではないので、レアなものはホールだけだったりして、そんなときにこれを使っている。あまり小さすぎるものだと量入れないとすべて挽くことはできない点を踏まえた上で、さっと使えて洗いやすい点が良い。最近はちょっとトッピングする量くらいのゴマをすりおろすのに重宝している。すり鉢と迷ってこれにしたが今でもすり鉢には恋い焦がれていることも確かだ。
とくに南インドのカレーのフィニッシュにホールスパイスを染み出させたオイルごとかける行程でソースパンのような小さな鍋があると非常に助かるのだが、その用途を鉄のスキレットで代用している。初の鉄フライパンなので大切に育てています。ソーセージと目玉焼きやステーキなどがのることも当然あります。蓋が共有できるので16cmのミルクパンも無視できない。
KING無水鍋を使ってビリヤニを作ったことで無水鍋とビリヤニ調理の相性の良さを知ったことはラッキーだった。味付け的なことは前日のマリネ段階でほぼ終わるし、炊き上げる段階で無水鍋の蓋がしっかり密閉できるウォーターシール効果のおかげか本当に良い具合に炊き上がる。その後もたびたびビリヤニを作っていますが、今のところ失敗もなくいつも良い具合に出来上がっている。これ、無水鍋の功績がかなりあると睨んでいます。
カレー作りのおかげでかなりの頻度でみじん切り(しかも玉ねぎの)をするようになって、縦横に包丁を入れたいときまな板の方を回せば良いという発想の転換を知って以来、この照宝のまな板に憧れていた。細かい作業をする2ndまな板的に小さめの24cmを、料理開始1周年記念に導入したが、とても使いやすいので木のまな板はぜんぶこれにしてしまいたい気持ちをぐっと抑えています。
Instagram post by @dubstronica • Jul 6, 2019 at 4:18am UTC
御多分に洩れず、トップバリュのタッパーを使っている。保存に下処理に、蓋も含めそのままレンジにいけてかつ洗いやすく拭きやすい(乾きやすい)さらにリーズナブルなのはやはりありがたい。
私の場合、ターリーをつかうときはミールスを組み立てるときくらいだが、一品ものでも雰囲気が出るアジアハンターさんの器を導入した。使用頻度はかなり高いが、ラフに使えて洗いやすいという点がかなり大きく便利だ。
カレーを作っているとスパイスの分量に「小さじ1/2」の頻度が多いことに気づく。セラーメートの保存容器から小さじ1のスプーンに半分をすくうよりはるかに小さじ1/2のスプーンに1杯すくう方がスムーズなのはいうまでもない。1/4はひとつまみ、という感覚で使う。合羽橋をふらつくとこういう便利なものをみつけてしまうので困ってしまう。
Instagram post by @dubstronica • Jul 20, 2019 at 10:10am UTC
料理をし出して1年、ついに友達に振る舞う日がきた。喜んでもらえて本当に嬉しかったし、モチベーション爆上がりだった。
これも合羽橋で偶然見かけてしまったシリーズだが、デザインがむちゃくちゃ好みで、もちろん分離できるので洗いやすく、切れ味もよい。ネギだったりパクチーだったりの野菜やザク切りするだけでなく、肉のカットもけっこうな割合でこれでやってしまう。韓国焼肉でよく切ってくれるあれをイメージしてもらえると使いやすさが伝わるのではないだろうか。それぞれの調理が相当スムーズになって、こちらもやはりなくてはならないものになった。
大好きな無水鍋はたまに磨いてきれいに使うよう心がけている。
カレー作りに登場する食材のペースト化だったり、多めの量のスパイスの粉砕に導入したミルサー。これにより挑戦するレシピがいっそう増えた。洗いやすさもありがたい。
自家製コーヒーゼリー、はじめました。なぜもっと早くやらなかった…#初めて作った一品
たまにデザートを作ったりもしている。美味いコーヒーがあれば美味いコーヒーゼリーも作れるというシンプルなことに気がつくまで結構時間がかかった。
#カレーリーフ、2つ目を導入します。もりもり増えてもらいたい。(消耗度合いを越えて欲しい…)
ビリヤニとパラックパニール。パラックパニールは初めて作りました。もうすこし美味しく出来る気がする!今回は全体的にバタバタとしてしまった。#初めて作った一品
Instagram post by @dubstronica • Aug 18, 2019 at 7:19am UTC
生のカレーリーフを使ってみたいという気持ちがカレーリーフの育成へと繋がるのはカレー好きのあるあるのようです。同様にパニール(インド風カッテージチーズ)なんかも手作りしてしまったりする。やろうと思うか思わないかというだけのことがこんなに違うのかと毎回感心してしまう。今の所、料理のたいていの手間がわりと裏切らないでくれるのが嬉しい。
ピリ辛ナポリタンまだまだレシピは調べるけれど、冷蔵庫の中のものでこういうものがわりとサッと作れるようになってきたのが嬉しい。
焼うどん白ごはん.comさんのレシピの仕上げにバターをのせたらバッチリ美味かった!✊ #初めて作った一品
いわゆる普通の料理的なものにもとてもあこがれがあるので、どんなシンプルなメニューも作ることは毎回新鮮だ。自分の好みの味に着地できればそこに喜びまで加わって幸せだ。カレー以外の料理にも大分抵抗がなくなってきた。
Instagram post by @dubstronica • Sep 14, 2019 at 2:57pm UTC
1年ぐらい迷った工房アイザワのレードルと貝印ウィスク、遂に!!!美しい〜😭
いろいろな道具を導入してきているがそれらも前提としては、料理の過程で不便だなと思ったり実行が難しいという場面に直面したときの打開策になりうるかどうかだったり買ったはいいけれど全く使わずにみたいなことにならないかどうか、それはそれで考えたりしている。なので導入までけっこう時間がかかっているケースもある。とくにこのウィスクは1年くらい悩んだあげく、この貝印のものを選んだ。それまで使っていたウィスクがほぼ壊れかけていたのだが、その使いづらさやウィークポイントを補ってくれると思えるまでピンとこなかったらずっとうじうじ考えている。料理を始める前はウィスク1本にこんなに時間をかけるようになるなんて思いもしなかった。求めていたサイズ感、使い勝手、迷った甲斐のある満足度の高い道具のひとつだ。
Instagram post by @dubstronica • Sep 21, 2019 at 1:05pm UTC
こんな立派なローズマリーがたったの280円!?とローズ&マリーのモノマネをしながら興奮気味に飛びついた。
遂にHALムスイ純正 蒸し板を手に入れた!!!美しい…(増税前チョイス)
さつまいもご飯、紹興酒漬け鶏ハム、ブロッコリーとサツマイモとミックスビーンズのマスタードサラダ、白菜のコンソメスープ。冷蔵庫にあったものだけで作れたので満足度が高い。
KING無水鍋をつかってやりたかったことのひとつに蒸し料理がありまして、蒸し板のおかげで紹興酒漬け鶏ハムなんかもかんたんに作れた。ちなみに、さいきんよく見ているもこみちさんのYouTubeで知ったレシピです。好きです。
ぎゅうぎゅう焼きは私のスタート地点なので、今作っても楽しい。普段料理をする方々にとっては当たり前のことが当初はまったく当たり前ではなかったところから、すこしずつ知見が高まっていくというのはなんとも充実感があります。なんのためにそんなことをするんだ?ということも腹落ちした上で立ち返ることで感動しちゃう。「一口大」とか「適量」とか「少々」とかいったワードに屁理屈と文句をたれていた自分が嘘のようだ。
鮭のホイル焼き、タケノコきのこ炊き込みご飯、味噌汁。味噌汁はじめてつくりました。わりと簡単だったのね。#初めて作った一品
豚肉と白菜のコチュジャン味噌炒め🆕、ナスとえのきの中華和え🆕、玉ねぎとにんじんの中華スープ、炊き込みご飯。ナスとえのきは調味料を2種も入れ忘れたのに味はなんとかなった。#初めて作った一品
肉じゃが、鮭ときのこの炊き込みご飯、ほうれん草のごま和え。初めて肉じゃがつくりました。使った鍋が小さすぎたので混ぜづらくじゃがいもが結構崩れてしまったけど、味は良かった。次の課題。#初めて作った一品
最近のブームは「献立」という思考回路を活性化させることで、マルチタスクの処理も含めて一連のムーヴとしてうまく処理できるようになりたいと思っている。考えてみたら子供のころ当たり前に食卓に食事が並ぶことの裏にこんな大変な思考過程や作業があるなんて思ってもみなかったので、感謝の意もありたまに母親と料理の話をするようにもなった。
今年のクリスマスにはタコスパーティーとして、クミンを効かせたタコミートとチリコンカン(1つの流れを途中で2つに分岐させた)やタンドリーチキンとそれを流用したバターチキンカレー、ワカモレにサルサ・メヒカーナ、それらを使ったナチョスなどを振る舞った。自分の中でのクライマックスは、蒸したりすりおろしたりというシンプルな調理の非常に簡単なものではあるが1歳半の子供向けの幼児食プレートが目の前で平らげられていったことだ。子供がどんなものを喜ぶのかさっぱり見当がつかなかったがフルーツソースにブロッコリーをつけて食べている友達の子供のおかげで相当酒が進みました。
この楽しさが続くように精進したいと思います。
良いお年を。
[追記]
遅めのサンタクロースが来ました。大事に育てます!!!
あぁ、誘惑のセラーメイト!
私のような初心者スパイスカレーファンがハッと息を飲むと噂のあるある、セラーメイトを導入したが最後、積み上げがち、という都市伝説。やはり実在していることを我が家でも確認しています。
コリアンダー、クミン、カイエンペッパー、ターメリックの4パウダースパイスにクミンシード、マスタードシードあたりを、やはりはじめは近所のスーパーで私も買っていました。
GABANとかのボトルのやつ、手に入りやすく適量で、これくらいなら使い切れるかな?みたいな悪魔の誘惑です。今でもモノによっては重宝している。
でも、どうやらこれくらいのサイズ感がいちばん覚悟しにくい。わりと早い段階で訊かれます、「あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね」と。
たぶん、引き返すならこのタイミングだし、引き返しても誰もあなたを責めません。少なくとも私は責めない。
ところが、下手なりに楽しくなってきちゃうとボトルの中で使い切るものが出てくる。もう一つ買いに行く。そのあたりで、まとめて買うと安いみたいとか、どうやら専門店に行くといいらしいぞ?という情報が勝手に集まってくる。困ったものです。*1
コリアンダーパウダー100g 220円とかで繰り広げられている楽園が、この世にはある。買って帰る。これらは袋の包装なわけです。開封すれば当然、保管問題が勃発する。そこにあらわれるのがセラーメイトというわけです。
「いいんだ、すごくいいんだ。」*3まだまだ毛すら生えない入門者であればあるほど、道具は気分の高揚を与えてくれる。その都度「続けばいいんだ、続けば…」と言い訳で自己弁護する。
そのように主人がオオアリクイに食べられて早数ヶ月、アメーバのようにセラーメイトは増殖を止めない。
大さじや小さじなどのスプーンがそのまま突っ込めるクチの広さとシンプルで無駄のないクリアなデザイン、息をのむ臨場感、針の落ちるかすかな音まで。WATCH A MOVIE OR BE PART OF ONE。重ねれば重ねるほどに高揚感を増す初心者泣かせの道具、それがセラーメイト チャーミークリアー。いける、まだいける…ッ!!!
あと、小さじ1/2スプーンが最近の踊るヒット賞です。小さじ1/2、よくレシピで目にしますでしょう?
あぁ、誘惑のカレーリーフ!
スパイスカレーはまっちゃった人あるある、育てるところからしがちのコーナーが始まりました。
もちろんこれは、カレーリーフをわざわざ苗で育てるという心的ハードルをクリアするためのサイズでしかなく*1、需要と供給のバランスが著しく悪いので、壁が壊れた今、追加せざるを得なくなります。
この季節は他の植物同様、もりもり育っていく季節なので数日で変化を見せてくれる嬉しい時期でもあります。
わずか1週間もするとこうなっている。
他の植物と同じように観察しながら育てていきます。普段あまりやらなかった剪定が絡むので不安と期待って感じです。参考になる情報を集めてくれているサイトなどで勉強しながら頑張ります。
ちなみに1つめは鉄板のオザキフラワーパーク、2つめは自由が丘のお花屋さん ブリキのジョーロ*2で買いました。ご参考まで。
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サーモス保冷缶ホルダーの感想を言ってたらアホの子みたいになった。
アウトドアなんかで重宝されるであろう本製品、私がもし買うならプライオリティは室内、テーブルや缶を持つときに手が濡れないコースターがわりプラスそこそこの保冷くらいの軽い気持ちで、おすすめしてもらったこともあり購入。
思いのほかというか、笑っちゃうくらい良かったのですが、笑っちゃった理由はこんな感じです。
- 味わいにベストな温度のまま飲み終われる。
- 水滴で手やテーブルが濡れることが無い。
- 缶の強度を気にせず握れる。
ひとつめの保冷性能について。500ml対応のものを買ったのですが(これもポイントかも)、冷えたビールを50分くらいかけてちまちま飲んでいても最後まで冷たいしかない。でも待って。考えてみたら、常温を除けば、飲み始めてから飲み終わるまで、その飲み物に最適な温度のままで飲み終われるという経験なんてそんなにしたことなくないですか!?しかも500mlで!だから飲むたびに驚いてしまうのだよ。
ふたつめ、テーブルが濡れたり手が濡れたりすることに神経質になる人はとっくに対策を練っているとは思いますが、保冷することでそもそも水滴の発生を最小限に防いでくれているので、手拭いを巻くとかナイロンとかのペットボトルホルダー的なものの水分を吸収してくれる使用感とはそもそもが違う。確実に手もテーブルも濡れない。ホルダーの中ですら若干水滴が見受けられるレベル。こんなのサノスの部下のエボニー・マウが手をフワッてやって「ホルダーを持っている自分が逆に凍っていた」みたいな拷問を受けてでもしないとこの感じはありません。
みっつめですが、これは盲点というか怪我の功名というか、ホルダー自体の性質上、手でつかんだ感触がガッシリしています。多少の重さがあるので文字通り「掴む」感じで手に取るのですが、その時チカラをそこそこ入れていることにはじめは気づかない。よく考えたら缶だとそんなしっかり掴んだら缶が凹んじゃう。そういうことを気にせずガシガシ掴めるのは、酔っ払いにとってのdelight以外のなにものでもありません。素晴らしい。
ただこれが350mlで同じように感じるかというと、そこは自信がない。すぐ飲み終わっちゃうものにホルダーはいらないかもしれない。と考えると、やはり狙うなら500ml。明日には届くのでは…?
サーモス 保冷缶ホルダー 500ml缶用 ブラック JCB-500 BK
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- 発売日: 2018/02/23
- メディア: ホーム&キッチン
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ドゥラティーに花芽のような動きが…!
過去に一度、頂き物を育てるのに失敗し枯らしてしまった経験のあるチランジア。
その当時はそれほどキチンと調べようともせずに失敗したので、自戒の意味もこめてチランジアには近づかないようにしていたのですが、お供で行った園芸店でクロカータ・ジャイアントというチランジアに一目惚れしてしまい、チランジア・リベンジに挑戦することになったのが去年3月末。
そこからなんとか1年以上たち、一通りの春夏秋冬を経験し、第1号であるクロカータ・ジャイアントもすくすくと育ち、さらに仲間も増えて17個のチランジアを育てるようになりました。枯らしたらどうしよう、水をやりすぎてもいけない、蒸れてダメにしないようになど、さまざまな心配と共に成長を見守ってきましたが、最近ようやくリラックスした感覚でチランジアと接することができるようになった気がします。
すくすく育ってくれていると期待してしまうのが花芽や子株を出してクランプしてくることです。実は、チランジアの花芽はすでに1つ、春先にブッツィが咲いてくれたお陰で経験できました。
花が終わったあとは切り落とし、なんとか子株ができるところまでたどり着いたので、このブッツィ我が家では切り込み隊長的な存在ですが、今回はチランジアの中でも存在感もヤバく特にお気に入りなドゥラティーに動きが…!
手に入れたのは今年の2月末。なかなか実物を見る機会がなかったドゥラティーですが、世界らん展のDOCさん*1のブースで発見!
ほどよい流木が手に入ったので巻きつけました。ドゥラティーは葉を伸ばしたあと自ら折れ曲がってその葉で木などに巻きついて着生していくカッコいいやつなのですが、その伸びる長さはだいたい同じくらいみたい。上下のバランスが良い。
普段葉が伸びている上段の高さがなんか低くずんぐりむっくりになったなと気になったのが7月末くらい。上下のバランスが崩れたからか大きくなったなぁと感動はしたものの、より猛々しく見えてカッコ良いのであまり気にせず順調順調と呑気に構えていた。
そして現在のドゥラティー。
どうも普段の葉の感じと違う。これはおそらく花芽。まさかこのカッコいいドゥラティーにまで花芽が来るとは!なかなか存在感があり良い香りの花が咲くそうなので、引き続きワクワクしながら見守っていきますというノロケ話でした。
*1:ネットショップもオープンしたそうです。
コーヒーゼリーを作りましょう。
毎日のように豆を挽いてコーヒーを淹れているくせになんでこのことに気づかなかったんだろうシリーズ、今回はコーヒーゼリーです。
材料
- コーヒー豆:30g
- 湯:300ml
- ゼラチン:5g
- 水:20ml
- 生クリーム:好きなだけ
- シロップ:好きなだけ
手順
- ゼラチンを水20mlで戻しておきます。
- コーヒー豆30gで300mlのコーヒーを淹れます。濃度は100g/Lで濃い目のコーヒーです。*1ちなみにコーヒーはハンドドリップを4:6メソッド*2で淹れているので、45秒ずつ60mlを5回に分けて注いでいます。
- コーヒーが入ったらミルクパン程度の小さい鍋に移していったん煮立てます。
- 煮立ったらすぐに火を止めて、水で戻したゼラチンを投入し、混ぜながら溶かします。
- ゼラチンが溶けたらボウルなどの容器に移して粗熱をとり、器などにうつして*3冷蔵庫で2時間以上冷やします。
これで完成です。
食べる時にシロップをひと回し、生クリームもいい感じで入れていただきます。
日常的にコーヒーを淹れているならもっと早くやればよかったのに、と感じるくらい簡単に出来ます。そして美味い。美味いコーヒーを使って作るゼリーは美味い。
豆は深煎りがコーヒーゼリーには向いているとよく聞きますが、作ってみた感じだと中深煎りくらいでも全然問題ないと思いますし、ブルーボトルなどに代表される明るめの焙煎のコーヒーでもいけそうな気がしているのでこれから試そうと思っています。
*1:わたしは普段67g/Lくらいで淹れます。30gなら450ml出してだいたい2人分です。
*2:https://www.hario.com/manual_pdf/KDC-02-B.pdf
*3:わたしは100mlずつ3つの器に入れています。1個分にちょうど良い量だと思います。