えー、年はとっくに明けまして、2010年に突入していますが、『拝み弾きアワード2009』はまだまだ続きます。
今回は、2009年の拝むように弾いてくれを支えてくれた「食」に贈る最優秀晩ごはん賞だ!
・最優秀晩ごはん賞:とんき
今年1年食べまくって、アブラブにまで入部した「油そば」を抑えて堂々の受賞です。
なぜ「とんき」か?たしかに油そばの今年の猛攻は凄かったし、いろんなところでいろんな油そばを食べました。スゴク美味しかったものもたくさんあった。
でも、とんきにはそれらにない「等身大のもてなし」みたいなものがありました。けっしてやりすぎず、でも気づいたらその懐に包まれているかのようなおもてなし。媚を売る訳でも、かといって一見さんお断りでもない、とんきならではのムード。
これはお店の内装とかお店の人たちの接客の雰囲気とか、もう相性的なものなのかもしれないですが、ボクはだいたい自分が参ってる時とか、ご褒美を上げたいときには、とんきに行って食事をしていました。名物お父さんの「ロースとヒレと串カツでーす」という声を聞くと、なんだか落ち着くんですよね。ボクはもっぱらいちばんお安い串カツばかり食べていますが、あの空間に入れるだけでほっとできる。スゴく疲れている状態で行くのに、なぜかここに来ると食欲がわく。ごはんを2膳、キャベツも2盛り、豚汁は1杯おかわりします。
そうやって食事をしている間にも、キャベツは無くなりそうになるとおかわりを盛ってくれるタイミングは絶妙だし、目の前では職人の皆さんが気持ちよくてきぱきと働いている姿が目に入るし、はじめにコップで蓋をしてある爪楊枝入れは、だいたい食べ終わるときには蓋のコップが外されていて、帰り際には新しいおしぼりがさりげなく目の前においてある。
閉店間際に行くと、お店の片付けも同時に行われていたりするので、「うるさくしてすいませんね、ゴメンなさいね」とお母さんがチョコレートをたくさんくれます。本当にたくさん。
ただ美味しいとんかつ、というだけでいうと、もしかしたらとんきよりもおいしいところはいっぱいあるのかもしれない。でも、ボクにとっては、味だけじゃなく心が美味しくなるとんきがやっぱりベストです。
そんなとんきに助けてもらった2009年。なっとくの受賞、おめでとうございます!
拝み弾きアワード2009受賞作品一覧:
去年のもよう: