reflectionの『music bizarreness』、皆さんはもう聴きましたか?
僕はHMVに買いに行きましたが、帰り道に封を開けてしまうタイプなので、帯を落とさないか、ライナー(必見!)を破らないか、と冷や冷やしながら帰宅しました。それくらい良い感じのパッケージです。
一聴してから、なんとも言えない不思議な違和感を覚え、いったん聴くのをやめました。そのまましばらくreflectionは聴かず他のアーティストを聴いていたんですが、ふと思い立ってTone Languageをおさらいすることにしました。
このアルバムが奇跡的に(と言うべきでしょう)ULTRA-VYBEから日本盤で もリリースされ、そのライナーを僕は書かせてもらったのですが、その時、reflectionから直接訊いた話では、Lee NorrisがこれからCLEARでやりたいのはサウンドスケープ的な作品であり、それをreflectionとコラボレーションで作ることを提案したの はハルさんだったそうなのです。つまりTone Languageも順当に行けばCLEARからリリースされるべきプロジェクトだったわけです。そして、「ビートの明確な音楽を主に制作してきて、クリエ イティヴな面である種の行き詰まりを感じつつあった」(谷口一郎)ということが背景にもありました。
ハルさんが結びつけたこの2組、Lee Norrisがやりたい方向だった、ということですが、やはりreflectionも目の前に見えていた風景だったんでしょうね。この作品を作ることによって谷口一郎さんの言う「クリエ イティヴな面である種の行き詰まり」が解決されたのかどうかは本人ではないのでわかりませんが、そんなことを抜きにして洒落にならない傑作だし、これを通して聴いた後に『music bizarreness』を聴きなおしたら、すごくすんなり入ってきたんです。びっくりするくらいに。
『music bizarreness』をこれから聴こうと思っている人で未聴の方は、ぜひ、1stの『The Errornormous World』やTone Languageを聴くことをお勧めします!名古屋のレコードショップOUTRECORDさんでも『The Errornormous World』と『music bizarreness』は大プッシュされていて、なんと『The Errornormous World』のlollop盤が売っていました!!! Clear盤持ってんのに買っちゃいましたよ。Outrecordさん、ありがとうございます。Tone Languageは、中古でしか見当たりませんが、どこかにあるでしょうか?
とおもったら、普通にHMVにありました。在庫があるかどうかが不安ですね。
Patience Is the Key
Tone Language |
『reflection』についての以前のエントリー:
「reflectionのおさらい4」のおさらい
「reflectionのおさらい3」のおさらい
「reflectionのおさらい2」のおさらい
ちょっと興奮してタイトルを付け忘れたことに気づいてつけたタイトル
イッツビナ・ローンタィン