そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

「reflectionのおさらい4」のおさらい

corde blogの「reflectionのおさらい」シリーズは、当時一生懸命情報を集めたり、とにかく聴きあさったり、「なんだかよくわからないけど、とてつもなく新しい音が耳に入ってきているぞ」とワクワクしていた時の記憶がよみがえってくるノスタルジックな感覚があるから余計に楽しいんですが、第4回には俺がClearを聴いていた理由がわかりやすい言葉で表現されていましrた。

その初期のリリースから伺えたのは、Warpが打ち出したインテリジェント・テクノ以降のエレクトロニック・ミュージック、エレクトロ・グルーヴの方向性 でした。と書くと何か小難しい印象も与えますが、別に難しいものではなく、ただいろいろな垣根や覆いを柔らかく取っ払っていった、そのやり方が新鮮に映っ たのでした。たとえば、硬い殻に覆われてしまったテクノとか、忘れ去られてしまったエレクトロやディスコとか、あるいは決まり切った借用ばかりされるジャ ズやファンクとか、それらをもう一度ニュートラルに聴き直して楽しむことで新鮮な風を呼び込んだのです。

そんなClearの中でreflectionと並んで、なんともいえない不思議な求心力を俺に対して持っているアーティストがClatterboxです。(←まだ現役なのを今知った。。)

Clatterbox このアルバム『Easy Does It』は俺にとっての理想的なエレクトロニック・ミュージックだなぁ、という音をまさにやってくれているんです。なんというか、チビっこい音の粒が跳ねたり飛んだりしているような感じというか、プールにもぐった時に聞こえる水の中の反響音というか、そういうのが詰まっています。
小さい頃、よくプールにつれてってもらっては、ただ潜って音を聴いていたんですが、その時のなんともいえない不思議な感覚をすこし思い出させてくれるアルバムです。

水の中アルバムと言えばTwo Lone Swordsmenの『Swimming Not Skimming』が"ELECTRIC SOUL CLASSICS"というシリーズで再発されていますが、Clatterboxも再発してくれないかな。

そんなこんなで、reflectionの"music bizarreness"発売まであと4日ですよ!

『reflection』についての以前のエントリー::
イッツビナ・ローンタィン
ちょっと興奮してタイトルを付け忘れたことに気づいてつけたタイトル
「reflectionのおさらい2」のおさらい
「reflectionのおさらい3」のおさらい