そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

moxaに行ってきました

Ts350130 3連休の最終日、なんとか台風も過ぎ去り、天候にも味方されたmoxaに行って来ました。

一番手が白石隆之さんで2時間程回すという情報を前もって入手していた為、スタート時間の18時過ぎにはSaloonに到着。初めて来た箱ですが、雰囲気は悪くないですね。

(写真はVisual担当のCOLLECT.APPLYの映像が映ったスクリーン)

まだ人も少ない時間だったので、スピーカーの位置やら内装やらをチェック。これは何となく趣味みたいなものです。

到着時に流れていた音は、僕のイメージしていた白石さんの出す音でダビーな感じはやはり心地良く、ゆらゆら揺れていました。 途中、昔のカラオケカークとかモールミュージックみたいな音が流れてちょっと泣きそうになっていたら、そこからの展開が、予想外で、それこそニューレイヴじゃないけど、クラウトロックというにはパンキッシュで邪悪なビートがサウンドスケープに混ざってきて、一緒に行ったioxxxと2人して「やばいね!」と興奮気味。強引にこじつけて例えるとWunderとBlockstrobeが手をとってダンスしている感じ。

このDJを聴いて、白石さんの次に出るであろうアルバムがすごく楽しみになりました。

DJ後に白石さんとお話させていただきました。それこそMusica Novaから今に至るまでを短時間では話せませんが、白石さんのようなこのシーンに長くいて長く見て来ていて今でも前線にいる人じゃないと話せないような支離滅裂な話を「うんうん」と聞いてくれていました。ちなみにシャツの肩に「8」という数字が入っていましたが、「8」が好きなのでしょうか?(僕が8が好きなのでなんとなくですが)

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reflection谷口さんのライブは(噂によるとマシンのトラブルがあったようですが)それでも、こんな有機的な音を出すのかー、と。アルバム『music bizarreness』ともやっぱりちょっと違う印象を受けたし、一瞬頭をよぎったのがautechreの『LP5』の”Acroyear”(だったっけな?)なんですが、もっと手のぬくもりがある感じ。フロアにいる人たちも今回のイベントはなんというか自然体な感じの方々が多く、ちょっと気が向いたらブースの前まで行って近くで音を聴いて姿を見て、またちょっとしたら、うしろにさがって、と変に気合が入りすぎてなく、いい意味でゆるく音を楽しんでいる感じがしました。これはきっと原さんや白石さんがこの時間帯にやることを決めた効果のひとつじゃないのかな、と思ったりもしています。

Liveをやっている谷口さんの姿がピアノを弾いているBill Evansに見えて、なんかうれしかったです。

Twitterプチオフなhysyskさんに、ご存知ハルさんを紹介してもらい、片言の英語で話をさせていただきました。つか、ハルさん日本語しゃべったのでビビった。Clearのこと、Clearから出たreflectionの『The Errornormous World』のアルバムのタイトルをずーっと『流れる水のように』と勘違いしていたと告白し、いったいあの言葉をあのアートワークの中に入れることを誰が思いついて決めたんですか?(という主旨のことを言ったつもりですが、つたない英語が通じたかどうかはわからないです)と訊いたら「あれはイチロウの手書きだよ。彼が入れようと言ったんだよ」(という主旨のことを言ってくれたと思いますがつたないヒアリングでちゃんと聞き取れたのかどうかはわからないです)と教えてくれました。

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Go Hiyamaさんはトリということもあってか、もしくは”James Ruskinを始めとするテクノ~ミニマル・シーンの牽引者達の目に留まり”というコメントが聴いている時の先入観にあったからか、結構あげてたという印象があります。「LisM」という新しいプロジェクト(?)にもっともっと穏やかなイメージを持っていて、reflectionのLiveの後にそういう世界が広がるんだな、と勝手に思い込んでいたので、そういう感じとはちょっとちがい、乗り遅れてしまったのが残念です。この3組をこの並びにした、というのは、実はお互いの出す音は全然わからない状態だったらしいのですが、それは聴いている側もおなじですね。なので、今回のプレイがLisMの本当の形なのかどうなのかは今は考えないようにしよう、という感じで踊っていました。それはアルバムを楽しみに待とう、と。

バーカウンターの奥になんかずっと人がたまってんなーと思ったら出張Onsaで、一緒に行ったioxxxがTone languageのアルバムを買っていました。僕も何か欲しい気分でしたが、生憎全部持っていたのであきらめました。

良いイベントだったので、次も期待しています。つか、2回目はいつでしょうか?