久しぶりにエレクトロニカ熱みたいなのが、再熱しています。
「エレクトロニカ」と言っても、ボクのイメージ出来るエレクトロニカは、だいたいこの年代にリアルタイムに聴いていたものと、そこからの文脈を感じる様なもので、先日のBadunとかもそういう感覚で聴いているのですが、今回はもうちょっとそのあたりに近い感じの(2003年リリースの)Eight Frozen Modulesのアルバム『The Abduction of Barry』です。遅ればせながら、最近知ったアーティストです。
なにはともあれ、まずは音を聴いてみてください。出来ればヘッドフォンで。
eight frozen modules - lifestyle drugs
※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。
AutechreとかAphex TwinとかSquarepusherといったあたりから始まってその後のエレクトロニカを熱狂的に聴いていた方々にとっては、ある種の懐かしさすら感じる音だと思いますが、このEight Frozen ModulesことKen Gibsonさん、実に多作。多くの名義を持っていますが、Eight Frozen Modulesとしてリリースしたレーベルを観ると、City Slangだったり、LO RecordingsだったりOrthlomg Musork(!)、Tigerbeat 6と、レーベル名から音が逆引きで想像しやすい名前が並んでいます。
Unknown Label
このアルバムの良いな、と思ったところは、この手の音ってどうしてもエディットしまくって耳に優しくない場合が割とあって、ボクはそういうのはあまり得意ではないのですが、Eight Frozen Modulesの場合、なんて言うんでしょう、歌心みたいなのがちゃんとある感じがします。
さっきのyoutubeの曲は、おそらくアルバムの中でもかなり激しい方の曲で、ほかの曲の中にはじわりじわりと迫って来る感じのものもあって、とても気持ち良いです。他の曲が気になる方は、iTunes Storeで試聴してみてください。
そして、そんなKenさんのmyspaceに行ったら、最近はまたちょっと音の集め方が違ってて、4つ打ちを中心にdubテイストと飛び散る様な音の混ざり方がかなり好みでたまりません。
いっぱい試聴出来るから嬉しい、Kenさんの作品たち。

※beatportより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。
ちょっとしばらくKenさんの作品を手繰ってみようと思います。