だいたい1年くらい前に『やばい!クリプシュの『Image X10』が欲しいッ!!!』というエントリーを書きました。もう、あの形状がカッコ良すぎて今でもイヤホンの中で一番カッコいいと思っているのですが、そんな1年前のエントリーをイーフロンティアの方がご覧になってくれていたようで、誕生日プレゼントがわり(と勝手に思っています)にコレをご提供いただきました!!!
『Image X10』の弟分、『Image X5』です!!!
どういうイヤホンかというと、イーフロンティアさんの製品ページではこのように紹介しています。
小型で軽量
明快でダイナミックなキャラクターを持つイヤホンImage X10のクオリティを引き継ぎながらも、コストパフォーマンスに優れたImage X5。
小さなボディからは想像できない程の、目の前に迫り来るような迫力ある音質。数々の実績を持つクリプシュの技術が注ぎ込まれた、明快でダイナミックなキャラクターを持つ新しいイヤホンです。
美しいフォルム、高級感溢れるデザインでありながらも、酸化皮膜処理が施されたアルミニウム製のボディは丈夫で高い耐久性を誇ります。
そしてスペックはこんな感じ。
Image X5スペック
周波数特性 :10Hz – 19kHz
入力感度 :115 dB SPL/mW (1mW)
インピーダンス :50Ω
遮音性 :-26dB
ドライバ・コンポーネンツ:Full Range KG 623(バランスド・アーマチュア)
ドライバ特性 :Tuned bass-reflex system(バスレフ方式)
構造 :アルミニウム製本体(酸化皮膜処理)
:125cmビニール製ケーブル(Y字型)
差込プラグ :3.5mm(L字型)
重量 :11.3g
と、こういう専門的なことは、専門家の方や専門的知識をお持ちの方にお任せするとして、ボクはただの素人の音楽好きですので、シンプルに感じた事を書いてみたいと思います。
今回の試聴に使用したものはこちら。
- iPhone 3GS
- Klipsch Image X5
- 砂原良徳『LOVEBEAT』
キューンレコード (2001-05-23)
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ボクは自分は耳が悪い方だ、と思っているので、Amazonのレビューを書いている方々(参考になります!)のような専門的なことはわからないのですが、1曲目の「earth beat」がすごくシンプルに、なんというか、塩だけふって食べられるくらい鮮度の良い野菜みたいな音がするんです。おいしい野菜の店 ヤオヤプラスで売っているようなオーガニックな音。
そして、音のバランス、というか、空間の中にある音の場所みたいなのはとてもはっきりと、でもさりげなく自分の居場所を主張しています。
たとえば、Boseのon-ear headphonesだと、それぞれの音色がグォォォォンって迫ってくる3Dアクション的な感じがとても気持ちいいのですが、このImage X5はそこにある音色をあるがままに見せるドキュメンタリーフィルムのような感じです。どちらが良い悪いのはなしではなくてね。
どこかのトマトジュースではないですが、何も足さない / 何も引かない、というのはこういうことか!ってこのイヤホンで聴いていると、そんな気分になります。
で、当たり前の事ながら、ヘッドフォンと比べると耳への負担は少ない。イヤーピース(”Ear Gels”というらしく特許出願中だそうです)も5種類ついていて、よほどの事が無い限り、耳に合わないということは無いと思います。ボクはダブルフランジの大がちょうどいい感じ。
ダブルフランジのイヤーゲルズをつけたら、こんな感じになります。
本体がかなり軽い(11.3g)ので、寝ている間に寄生獣に耳から侵入されるくらい(まだ言ってる)着けてる感はどんどん感じなくなります。
そして、長い時間部屋みたいな他の雑音と言うか騒音と言うか生活音が少ないところで『Image X5』を使って音楽を聴いていると、自然と音を下げる事になります。小さい音でも十分その繊細さを感じられるし、身体が求めている必要な分だけ食べる、みたいな感じで音量も選んじゃいます。
逆に不満点、心配な点をいくつか。
- コードが細くて、断線しないかどうか心配。
本体が十分に軽いのと、耳への負担なり装着感をなくす為なのかもしれませんが、小心者なボクは「あぁ、せっかくのお気に入りなのにコードが断線したらちょう涙目」とか思っちゃいます。
- イヤホンを着けるとその形状から、耳からボディーが飛び出す。
まあコレはたいした問題ではないのかもしれませんが、慣れるまではおっかなびっくりになりそうです。また、自分にあったイヤーゲルズをうまく選ばないと、フィット感がだいぶ変わるのもこの形状ゆえ、というのもあるかも。
ただ、それを差し置いても、やっぱり満足度はさすがImageシリーズ、高いです。X10がどんなだったから、もう忘れてしまいましたが、家にあった8,000円程度のそこそこ悪くないイヤホンと比較しても、その音の空間感と音色の自然観は、ボクの耳でも違う感じがしたから、耳の良い人だと、きっともっとはっきり違うんだと思います。
もちろん、この金額帯以上のイヤホンで良いものはたくさんあるんだと思いますが、その中でもImageシリーズのフォルムの良さは、やはりダントツだと思うんです。拝むように弾いてくれグッドデザイン賞、受賞です。
気になった方は、是非どこか試聴出来るところで、試聴してみてください。
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すばらしい!
奥行きのある音に耳からウロコが落ちたかの様
2万円クラスでは名器
最高!!