4/25に『BINDWEED』をリリースするDJ DUCT。これまた待遠しいので1st ALBUM『Monkey's Fist』を聴いています。これ、一言で言うと「地味」です。目立たない、とかつまらないという意味ではなく、じわりじわりとしみこんでくる地の味です。DJ Krushや90年代終わりのスモーキーなNinja Tuneのリリース群などにも通じる暖かさはDJ DUCTのこだわりが大きいようで、このアルバムリリース時のインタビューでは、こんなコメントもありました。
◎サンプリングにおいて特に拘ってる部分はありますか?
「まず、音像と音質です。音像については、それぞれの楽曲に適した配置をしました。音質については、レコードの音が大好きなので、この音質を使い続けたい です。また、サンプルは無理に切り刻むのではなく、その素材をいかに面白く使うか、どう工夫するかに力を注ぎました。サンプルの並べ方一つでもの凄い化学 反応を起こすことがありますから……」
かなりスモーキーな化学反応起こしてると思います。だから、心地よくてたまらん。RIOW ARAIさんも絶賛していたこのアルバムのリリースは2005年。10年前といわれても先月といわれてもどちらでもそのまま信じるクラシックな音です。
Libyusのblogにライブの映像に関するエントリーもあります。噂の"One Turntable Live"です。
MONKEY’S FIST
DJ Duct |