SVOD(定額制動画配信)に関しては、hulu、Netflix(お試し)、Amazonプライム・ビデオ の3本運用を試験的に行っています。
これらは主に海外ドラマに期待して加入しています。
もともとhuluユーザーですので、ここはそうそう揺るがないかなと思っていたのですが、本国での展開よりも抑えめとはいえオリジナルコンテンツの強いNetflixはなかなか強敵。被っているコンテンツはそれなりにあるのでじゃあ重複してないものでどれくらい差があるかな?と観たことあるなし問わず自分の興味がある作品に限ってざくっと比べたりしてみましたが、どちらかを選べと言われたら今のところはまだhuluだし、どちらかを初めての人におすすめしろと言われてもhuluかな、と思っています。(あくまでこの2つから選ぶという前提)
で、ちょっと話が変わるのがAmazonプライム・ビデオなんですが、これってもともとAmazonプライムを使っている私のようなパターンだと選ぶ/選ばないの話ではなく、勝手についてくるモノ。これ、加入してない人が加入すると、Amazonプライムの商品当日お届けとか対象商品の送料無料とかのサービスに加え、Amazonプライム・ビデオの対象作品が見放題になります。
勝手についてくるならのんびり観ればいいやって感じで気を抜いていましたが、なかなかどうしてラインナップがオモロかった。私がSVODに期待している海外ドラマとか洋画ではなく邦画ラインナップに思わず唸ってしまったのですよ。
どんな作品があるかな?とさっと流してたらウォッチリストにけっこう溜まったのでいくつかご紹介。
東映実録映画の中でもその狂気じみた救いのない作風からカルト人気があるんじゃないかなと思っている深作監督の1本。ホント救いがないです。狂気じみた渡哲也最高。
仁義なきシリーズと双璧をなす名作。取り調べシーンでの川谷拓三(と菅原文太・山城新伍)の演技?*1がスゴいことでも有名です。
huluは邦画けっこう頑張ってて小津作品もかなり観ることができるのですが、この2はhuluでも見なかったのでビックリ。小津作品はiTunes Storeにはけっこう揃ってたりしてます。
その小津作品と比べるとVODでほとんど見かけないのが成瀬巳喜男。Amazonプライム・ビデオには2本もあった。ありがたいかぎり。
ちょうどいまレトロスペクティブも開催中の黒沢清。『CURE』『回路』『カリスマ』『アカルイミライ』はhuluでも目にしましたが本作はなかった。まさにハマり中なのでありがたい。ちなみに『CURE』と『回路』はAmazonプライム・ビデオにもあります。
その黒沢清監督作『勝手にしやがれ!! 強奪計画』のスタッフクレジットに助監督で名前が入っていて、そういえば観たことがないと思ってた矢先の青山真治監督作もあったのでありがたい。
谷崎潤一郎の同名作の映画化。このジャケット最高です。こんなものまであるとはとかなりビックリしたし、Amazonプライム・ビデオで見つけなかったら気にしなかったかもしれないです。
三島由紀夫主演映画。もうこれだけで観たいでしょう?
マッドマックスの興奮冷めやらぬ昨今、『マッドマックス2』に多大なる影響を受けたと言われる本作ももれなく観ておきたい石井聰互監督の1本。キャストもスゴいので予告だけでも観てみて欲しい。 (Amazonプライム・ビデオにはhuluにない「予告編を見る」があるのでそこは嬉しい)
ざっと見てもこんな感じで、今後どのように増えるかはわかりませんが、現時点で十分観たいものがあったのはかなりの収穫。
海外ドラマでも『ファーゴ』『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』『グッド・ワイフ』があったのでOK。『トランスペアレント』も気になっています。
*1:県警対組織暴力 - Wikipedia