つい先日、オンラインショップが閉店してしまったFrogman records。実は僕はネットに繋いで初めて観に行ったサイトがFrogman recordsのオフィシャルサイトでした。
ショップがクローズしてしまった、と言っても、商品はまだちゃんと買えます、iTunes Storeで!
こと90年代のテクノシーン(とかいうとなんだか仰々しいですが)では、無視することの出来なかったレーベルで、Kagamiの大成功の陰に隠れがちですが、最近アルバムを遂にリリースしたTobyさんやQUADRA (Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito)、横田さん、Riow AraiさんやHakan Lidboまでが(!)作品をリリースしているというなんとも雑食というか視野の広いレーベルだと思います。
そんなFrogman recordsのなかでも、当時ジャケットのシンプルさとその匿名性でやたら気になったのがChisaというアーティスト。
フロッグマン初期、まだ日本産のダンス・トラックさえも珍しい時期に17歳の女子高生が作ったというハードなアシッド・トラックがコンピレーションに収録 されたことは大きな話題を呼んだ。しかし、彼女は多くのデモを残したまま留学のためアメリカへと旅立ち、結局たった2回のライヴとその1曲しか発表しない まま音楽製作から遠ざかった。残された5本のDATは、そのまま聴かれることもなく眠っていたが、約5年振りにそれを耳にした我々は、そこに収められた曲 たちが色褪せることなく輝き、むしろテクノ自体が深化した現在にこそ正当に評価されるものであると確信した・・・。
99年に生誕5周年を迎えるフロッグマンが、これまで応援してくれた人たちへの感謝と、やり残した過去の清算の意味を込めてリリースする特別限定盤。
このコピーを読んで、当時CDを買いました。音は、もうホント、ストレートな、それこそ若さほとばしる感じにストレートな「テクノ」という感じで、でもちょっぴりあっさり味な食感です。今ではあまり耳にしない音だと思います。温故知新、試してみてはどうでしょうか?
ちなみにiTunes Store盤はCDより2曲少ないです。って、アマゾンを見たら、売ってる・・・。これ、ほんとに在庫あるのかな?
あったら、逆にビビリます。持っているので挑戦はしませんが、Amazonで手に入れた人いたら、おしえてください。
Chisa
Chisa |