はじめに
今更ですが音楽遍歴はというと、子供の頃の歌謡曲にはじまり、ブラック・ミュージック、ロック、ヒップホップ、テクノをはじめとしたクラブ・ミュージックといろいろ手を変え品を変え聴いてきました。幸いにも飽きることもなく癖(ヘキ)として未だに知らないジャンルの音楽を聴くのが好きです。
音はモチロンのこと、頭の中にざっくりした見取り図、相関図を思い浮かべながら未知なるシーンを把握していくのは何にも代えがたい楽しさがあります。
しかし、いつもクラシックとなると門前払いされているかのような難しさの前に退散するしか無い(十分な偏見だと思いますが)高い壁で、そもそも入り口がわからないし、音楽的な専門知識があるわけでもないし、膨大な歴史を目の当たりにするとただただ立ち尽くすばかりでした。有名な作曲家の名前は知っていても、どれから聴けばいいのかわからない。どのCDを買えばいいのかわからない。
運良く1枚、あるいは1曲に辿り着いたとして、その先どこに向かえばいいのかまったく見通しが立たない。難しく考え過ぎなんでしょうが、どうしても一歩が出なかった。
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