iTunes Store映画、鑑賞メモ#142、『レッド・ドラゴン(日本語吹替版)』です。
レッド・ドラゴン(2002) 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
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UPJ/ジェネオン エンタテインメント (2009-07-08)
売り上げランキング: 67203
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レンタルで初見。
第1作が良い出来すぎてなかなか越えられない系かと思っていましたが、この『レッド・ドラゴン』は秀逸でした。
演出や脚本が良かった、ということもさることながら、やはりアンソニー・ホプキンスに向かわせる役者としてエドワード・ノートンを、その合間を縫うかのようにおよぶ今回の殺人鬼役にレイフ・ファインズをおき、さらに念には念をとハーヴェイ・カイテルまでを配置。まさに満を持した感がバッチリハマったんじゃないでしょうか。
エドワード・ノートンはアンソニー・ホプキンスの誘いを振り払うようにストレートなキャラクターで貫き通し、ハーヴェイ・カイテルはその奥ゆかしさの引きを存分に発揮。
狂気性みたいなものをアンソニー・ホプキンスとレイフ・ファインズに二分させることで、狂気のディフォルメ感を見事に抑え、4人の演技派によるどっしりとしたドラマに仕立てあげました。
安定感を出すにとても良いバランスだったと思います。