前回に引き続き、ただいま参加中のアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)さんの『ワーナー・オンデマンドモニターキャンペーン』で映画を観まくるレポートです。
さて、前回から『レディー・イン・ザ・ウォーター』『イエスマン "YES"は人生のパスワード』『スーパーマン リターンズ 』『オーシャンズ11』と4本の映画を観ましたよ。
・オン・デマンドで観る映画、十分ストレスレス
観ているマシンはMacbook(late2007)。たぶんマシンとしては普通レベルじゃないでしょうか。ネットワークは家の無線環境とイー・モバイルどちらも試してみました。
約2時間の映画を観ていますが、このMacbookで観る、という前提(基本は本体のスピーカー、たまにBoseのヘッドフォンを使用)で観る映画、前回も言いましたがまったく心配なしです。
マシン環境がもっとAVよりにしてあれば尚良いでしょうし、ボクは「オン・デマンド」映画、というのは、映画館・レンタルビデオ・テレビ放送に継ぐひとつのスタイルとして(今更ながらに)確立しそうな気がしているので、今のマシン環境で観ることにも不満はないです。
・オン・デマンドへの期待と「セルとレンタル」の関係
これはレンタルビデオとかも同じことはありますが、今回あらためて感じた事なので、書いておこうと思います。
わざわざお店にまで足を運ばず、あるいはわざわざネットで借りて自宅へ届くまで待たずにすぐ観れるオン・デマンドの映画で「セルのみ」とか「レンタルはセル発売の3ヶ月後」っていうのは、スゴく残念。
大人の事情は知らないので、それはそれで一利用者としての気持ちはやはり観ようと思って訪れて「観れませんよ」と言われるのはしょんぼりする。
ボク個人の感覚でしかありませんが、レンタルで観る映画が思ったより良くてDVDを買う、とか2番館での再上映を観に行くとかはありますし、はじめから買おうと思っている映画にレンタルという選択肢があっても欲しいものは借りずに買う。
逆に買うまでもないけどちょっと観てみたいな、だからレンタルで観よう、と思った映画がセルオンリーだと、じゃあ買うかにはなりません。選択は「観ない」。
音楽も似たような事があるかも知れないけれど、映画離れの一番の原因は、これほどエンターのアクティビティが増えて映画自体も選択肢のひとつでしかない状態なのに、提供方法はまだ映画が数少ないアクティビティだったころとそれほど変わっていないような気がしちゃうし、観ようかな、と思った時に(それが何であったとしても)配給側でかける制限なんだとすれば、勿体無い。
レンタルでもセルでもテレビでも映画館でも、やっぱり映画は観られてなんぼ、という発想は大切だと思うんです。
ボクの場合は、今回観ようかな、と思ったけど、ボクのマシンがMacbookだったのでセルを利用したくてもレンタルしかそのタイミングでは選択肢がない、となると、おそらくその程度の小さな芽はあっという間に枯れてしまう。つまり、後日観る、ということはそうそうないと思います。
逆に、そこで観ることができたらその映画の・監督の・俳優のファンになるかもしれないし、DVDを買いたいと思うかもしれない。
こんな観る側のワガママな気持ちにいちいち答えてたらキリがないな、って自分でも思います。
でも、オン・デマンドでスタジオであるワーナー・ブラザーズが映画をダイレクトに配信するのであれば、やはり一番大切にするのは「映画」そのものだとおもいますし、映画が観られる機会を増やすということも考えてらっしゃると思いたいし、利用者としては選択肢をこういうサービスから増やして業界を引っ張っていって欲しいな、って思います。これって無茶なリクエストなのかな?
・レンタル、48時間はやっぱり短い
ボクは映画を観るときに、真剣モードとカジュアルモードみたいなのがあって、カジュアルモードは、それこそMacbookで観ちゃうとか、今回のオン・デマンドで観ちゃうとか、あるいは何回かに分けて観るなんていうのもあります。
一時期は、好きな映画とかを1日15分くらいずつ分けて毎日観たりしてました。ひとり連続ドラマ方式。
これは、一度に2時間以上の時間を確保するのは難しいけど、それでも映画を観たいな、って思ったときにやる。
だから、今回のワーナー・オンデマンドでの「レンタルは48時間以内であれば何回でも観れる」というのは短いと思いました。
仮に短めの映画だとして90分。もし1日30分ずつ観たら3日。この「1日30分ずつ観たら」という感覚でレンタルの視聴可能期間が決まっているとうれしいな。期間が長いからと言ってセルをやめてレンタル、っていうのはやはりないと思うんですが、どうなんだろう?
レンタルで観て、気に入ったものをまた観たくなるのには、連続で観るというよりは結構時間がかかると思うし、その時はまたお金を払って借りると思います。
・レンタルビデオ店との違いがサービス
・・・だと思うんですね。で、レンタルビデオで一番ショックなのは、借りに行って「貸出中」で観れない・借りれないこと。
それをオン・デマンドではないですよ!というのがウリだと思うんですが、「NEW」ってタイトルに書いてあって、個別ページに行くと「Coming Soon」って書いてあって観れない、っていうのは「貸出中」に匹敵するなぁ、と今回感じました。
でも、新しく出るよって知らせたいということであれば「Coming Soon」は「Coming Soon」でいいんじゃないかな、って。新しく観れるものだけ「NEW」にした方がわかりやすいと思った。
・「なにしよう?」「映画観ようか?」がもっと近づいた
たとえば友達の家にあそびに行って、「映画でも観ようか?」って話になったとします。
今までなら「じゃあTSUTAYAに行こうか?」っていうステップを踏むのが、オン・デマンドなら「じゃあどれ観ようか?」とすぐ本題に入れる。
雑談から映画のタイトルが出てきた時に「じゃあ観ようか?」ってすぐ観れる。
やっぱりこれはスゴく便利ですよ。モニターキャンペーンに参加しているから、というのを差し引いても、これは一度経験するとちょっと癖になるかもしれない。
しかも、シリーズもののドラマとか1話観だしたら当然続きが気になるし、その続きはその場ですぐに購入して観れちゃうんだもの。時間さえ許せば絶対シーズン制覇とかしちゃう。ヤバいです。
ボクはさっき『オーシャンズ11』を(これも今更ながら)初めて観たんですが、オモロかったので、さっそくこれから『オーシャンズ12』を観ます。イェイ!
視聴のためのメンバー登録は無料ですから、気になる方は登録して1本だけレンタルで観てみてはいかがですか?映画を観るまでのステップの短さ、便利さはわかっていただけると思います。
バレンタインデーの2月、ワーナー・オンデマンドでもこんな特集をやってますよ。