季節的には秋になりましたか?最近はなかなかBlogを更新しなかった為、若干ご心配いただいたりしてありがとうございます。そういう時は飲みにでも誘っていただくのがいいかと思います。
と、更新をサボってうかうかしていたら、あなた、Burialが新譜を出すじゃないですか!
Hyperdub Records: BURIAL - UNTRUE - NOVEMBER 2007
こりゃ、たいへんだ。1stアルバムがあれほど評判だったのに決して(商業的な)メインストリームに出てこず、Dubstepの精神の象徴のような活動の仕方をしているBurialさん、11月5日に2nd出します。
1stアルバムはなんというか質感(とくに金属的なアクセント)が凄く好きでよく聴いた覚えがあるんですが、どうやらPCでいちばんよく再生したアーティストっぽいです。自覚があまり無いのですが、データが残っているのでそのようです。
聴いたことある人はわかると思うんですが、このBurialの使うハサミというか刃物同士をするような、刀と刀が交差するような、スパルタ人よ!(by300)的な音がダークでクールでバッドマンの1作目(マイケル・キートン最高!)的な渋さの中に光がさっと動いていく感じ、アーバン・ダブ。こんな音を出しておきながら、いや、こんな音を出すからこそ、暗く深いところからちっとも顔を出さず、セル・アウトせず、2作目を出すにいたりました。
よく引き合いに出されているRhythm & Soundからもっともっとオリジナルレゲエ(への愛情からくるレゲエ色)を抜いて、ひたすら手法としてのdubを追求するとこういう音になるんじゃないかというような、ある種の到達点みたいな1stアルバムにつづく2ndでいったいどんな音を出すのか、良い意味で期待を裏切られる気がしません。そういう信用できるような活動を貫く強さも秘めたアルバムが届くと思います。
Burial
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