先日はまだyanokamiサイトでの発表前、ということだったので内緒にしておきましたが、今日27日にyanokamiサイトでも発表されました。
「男性の集合体」ことバームクーヘンさん、おめでとうございます。
まずは四の五の言わず、その作品を観てみましょう。
これをスクリーンで観た時、イントロ始まってから、パッと青空が水面に移った瞬間息をのみました。はじめに手の動きが出てきて、あー音にあってて気持ちよい、とか思ってた矢先に、パーンと青空。ほんとうに参った。
手のゆれる動きと水面の揺れる動き、パーカッシブな水面を叩く動き、形となって見せられるとすごく納得なんですが、rei harakamiの音をデビュー当初から聴いてきて今まで映像と一致した(させた)ことがなかったんです。
最近はテレビを見ていてrei harakamiの音を使っているものを聴いたりもしますが、この音のために作った映像というわけではないですし、それはやはり比べ物にはならない訳です。
映像と一致させたことがなかった、というより、映像を必要としない完結性が既にrei harakamiの音楽には存在していて、そこに絵をつけようなんて、たとえ頭の中での絵だとしても、なかったんです。実はビデオクリップすら見たことがなかった。
それだけまったく必要としていないと、たぶん絵を見せられても「いやいらないよ僕は」という反応になる可能性もあるとは思うんですが、バームクーヘンさんの作品は(あの場で見たからかもしれないですが)そういう抵抗感なくすんなりと音と共に入ってきました。
すごいな。
このパターンに限らず、もう少し尺の長い曲のPVのようなものを観てみたいです。