アークティックのセカンドに気を取られ過ぎて、このバトルズのアルバムは全くノーマークでしたが、日本語盤の帯を見てビビりました。そして始めの15秒くらいで試聴をやめて買いました。
なんせ帯にあった言葉で目に飛び降りて来たのは「元HELMET」!なんということだッ!!
折しも、パンテラがバワーメタルという、今までのマッチョなHR/HMを総括してしまうような古くも新しいジャンルとして崇めたて祭られ、吠えまくってい
た頃に、割と同一線上の扱われ方をしていたのに、持っている雰囲気はなんか全然違ったHelmet。「いなみぃ????んたぁ???っ」と爆音とともに叫
んでいたメジャーデビューの『Meantime』。メンバーのバックグラウンドがHR/HMではなかったことがこのバンドのクールさをより引立てていて、
当時結構なヘビーローテーションでした。
Meantime
Helmet |
この音を、この音をですよ、帯を見たときに思い出した訳です。それがしかもWarpからアルバムをリリース?!って驚いて試聴したんですが、なんという か、すんごく納得。もちろんメンバーも違う訳ですし、Helmetのニューアルバムではないですが、なんか納得と同時に、異なるフィールドだと思っていた ものがクロスしたところに居合わせる感動と言うか、ジャンルって増えているようで、じつはいろんなものが、ある一点に置いては、凝縮されて一つの大きな新 しいものを生み出すんだな、と感じる1枚です。
"Atlas"の猫みたいなニャーニャーいうのがツボです。"Ddiamondd"の人を食ったようなオープニングや"Leyendecker"も好きで す。ニューヨークってそんな感じがします。ウッディー・アレンを思い出します。そういう意味でもTortoiseとかの雰囲気とはだいぶ違う感じがしま す。クールの誕生、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、フジロックで誕生しちゃうかもしれませんね。
Mirrored
Battles |