新年があけてしばらくたちましたが、今年は「新年が明けた」感に乏しいため、せっせとCDをiTunesにインポートしております。なんせ、うちのiTunes、一度取り込んだすべてのデータが、一瞬にして すっとんだ ため、全部入れなおしです。
これが妙に楽しくて、一時期は、
趣味:インポート
と答えていたくらいです。アマゾンのリストマニアやiMixも同じ心理をくすぐっているとは思いますが、この作業は、純粋に自分のためだけの作業であるというところが肝です。
そんな年末に入る前からかなりの間、久しぶりのJAZZブームがきまして、なんとか時間を見つけて(ほぼ移動中、電車の中の読書のおともに)聴いています。
先日、駅から自宅までの道のりを歩いているとき聴いていたのがBill Evans Trioの『Explorations』だったのですが、疲れた体を溶かされながら歩いていて、ふと思ったんです。
Scott LaFaro と Paul Motian とのトリオの吹込みがやっぱり良いというのはよく言われている(だろう)ことです。そして、Scott LaFaro はよくクローズ・アップされていて、それもよくわかります。でも、夜中に一人で帰宅途中、確実に思いました。
やべぇ、Paul Motian マジやべぇ!と。
Bill Evansとのフォー・バースがふと耳に入ってきたとき、そのまま文字にして字幕で流れてきそうなファンキーなフレーズに思わず歩く速度が1.5倍くらい速くなりました。たぶん。
声は出してませんが、口元は
すたたん、だだん、すとんたん、たん、たつたしゃ♪
みたいなことつぶやきっぱなしです。
かなり首とかも振っていたと思うので、夜中にそんな歩き方してたら、かなり近づきたくないですよね。それくらいかっこよかったんです、 Paul Motian が。やるじゃんか。
つうことで、ピアノトリオのなかでは、ダントツで好きなトリオなんです。
Explorations
Bill Evans |