そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

画家が楽器を持ったら嬉しい音楽が出来た:画家『嬉しい音楽』

 

嬉しい音楽
嬉しい音楽
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画家
野外フェスティバル / YOUTH INC. (2010-12-15)
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このジャケットを「えっ…」と捉えるか「いいね!」と捉えるかによっても大きな分かれ道があると思います。

ボクは初見でグッと来た。

バンド「画家」のデビューアルバム『嬉しい音楽』はとても良い。

 

ギター、ベース、キーボード、ドラム、ピアニカ、鉄琴、木琴。4本の管楽器に、各国の民族楽器(ジャンベやディジュリドゥ、三味線、ボンゴなど)。ボイ ス。果ては楽器でないもの(タライやバケツなど)や名前の分からない楽器?すらも内包した、音ヤセ知らずの、純然たる無国籍生命力垂れ流し楽団。楽器の技術や経験、音楽の好みや知識、性別や年齢、職業や国籍は問わず、音を鳴らすことを楽しむところの猛者が集結。曰わく、引き算を知らぬ、純然たる無国籍無秩 序音楽集団。素敵にして酔狂。「見た目も中身もバラバラな連中が、デカい真っ白なキャンバスに向かってワイワイ言いながら絵の具をブチまけていき、気が付 いたら、壁や床や本人達もグッチャグチャに塗れ、何となく顔を見合わせてみんなで笑っていたら、素敵だね。」

 

彼らの第一印象は「もしもスカパラ meets GOMA & The Jungle Rhythm Section を縁日で聴いたら・・・」というもので、ジャケットのインパクトに負けず劣らずの音の展開がそこにはありました。

 

【PV】 遠足(Picnic) / 画家(Gaka)


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このバンドがイイナーと思ったのは、バンド名・ジャケ写だけじゃなく、もちろん音も聴いていただいたとおりとってもいいのですが、その仲良さ気な雰囲気そのままに音たちも仲良さ気なんですね。

特にディジュがバンドに入ってバランス的に成功する例ってとても稀だと個人的には思っていて、その点この画家はサラッとクリア。あれだけ多い楽器のバランスが本当に絶妙。「アレンジが」とか言わずに「楽器たちの仲が良い」という言葉を使いたい。

 

和風フレーズも結構散りばめるどころかど真ん中をチンドン屋の行列のように突っ切っていて、これからの夏フェスでの活躍が目に浮かぶようです。

とりあえず、ヨヨコーで一回観てみたい。嬉しい音楽を浴びてビール片手に。

ハー、早く夏来ねーかなー!!!

 

画家