問:次の中から、ただしい『シャンブル』を選べ。
再結成前のマイベストは『ケダモノの嵐 』です。
『物欲の嵐』というカテゴリ名はここからヒントを得ました。
ちなみに、ぱっと聴いた感じですが、「ザギンデビュー」と「サラウンド」が良い感じです。
ユニコーンの徹底した冗談と脱力感はやはり心地よいです。
さて、ボクは基本的に「再結成」というのは完全否定派なんです。だって、解散するくらいほかにやりたいことがあるなら、そっちを突き通してほしいし、「再結成」ってことで話題が集まったりっていうのは、どうもダメなんです。なにより、再結成後に作ったもので良い、と思ったものが今までにないのです。
今回もユニコーン「再結成」ということで、「あぁ、ユニコーンまでもが...」と、実はちょっと残念に思っていました。だから、ライブのチケットも取らなかった。
実際にアルバム『シャンブル』を聴いて、なんというかユニコーンらしい、見事なアルバムのリリースだな、と思いました。
アルバムリリースまでの情報も相変わらずでオモロかったけど、その音を聴いて、「これ『SPRINGMAN 』の次のアルバムです。いやぁ、時間かけすぎてさ、ちょっと歳食っちゃったけどさ、まあいいじゃないの。再結成?やや、懐かしい話をw ぴちぴちしてたもんねー。ま、人生色々あるから、ささ、そんなことより、どうぞどうぞ」って、なんかお茶出してもらってお菓子までごちそうになってどうもすんません、的な感じ。
「自然体」という言葉はあまり好きではないけれど、「再結成」もユニコーンがやると、こうもさらりと、うっかりしてると気づかないくらいさらりとやってのけてしまうんですね。
世代的な贔屓目もありながらも、たぶん、はじめて再結成後のアルバムを聴いて、納得させられたレアなケースです。