そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

神様はいる|GOMA& The Jungle Rhythm Section Live At Liquid Room

 

恵比寿リキッドルームで開催されたGOMA& The Jungle Rhythm Sectionの復活ライブに行って来ました。

正直に言うと、今回、ボクは全然乗れなかった。

 

それは、いろんな気持ちが溢れ出してしまって、堰が崩れるのを止めるので必死だったから。

 

ライブが始まって、リズム隊の音やディジュリドゥの音を聴いた時に、喉の下のあたりから胸の部分まで、ずーっとムワムワして今にももうダメだ、って思ってました。ちょっと涙目にもなっていた。

 

ライブが進み、GomaさんがMCをしたところで、もはや我慢なんて無力で、完全に崩壊した。

その後も演奏が繰り広げられ、もう何がなんなのかわからない気持ちになって、リズムを取るどころの話じゃなかった。

 

最後のGomaさんのMC。スゴかった。

彼の身に起こったことは、ボクのチープな言葉なんかでは到底説明ができないのでオフィシャルサイトのProfileを参照してほしい。

 

よく「本当の恐怖とは何か?」みたいなことを言及する時に、その最適な答えとして「知らないということ」があげられる。柳が幽霊に見えることとかの話が有名だと思う。

自分だけが知らない、こんな世界を想像できるだろうか?その世界で生きていく希望を持ち続けられるだろうか。

Gomaさんは、きっととてもボロボロになりながら、本能的な部分で、とっても彼らしい行動が、何のフィルターも無しに現れているんじゃないか、と想像した。それは、彼という人間の素晴らしさそのものではないだろうか。

本当に窮地に立った時に、果たしてあんなに魅力的でいられるだろうか。

ライブ中、The Jungle Rhythm Sectionの皆さんがとっても楽しそうだった。みんなが時間を共有しているその今を本当に心から楽しんでいるようだった。

それはステージの上だけではなかった。

リキッドルームには何度かライブを観に行ったことはあるけれど、今回はフロアに入った時にあきらかに空気が違うのを感じた。なんていうか、言葉にするととってもチープに感じてしまうかもしれないが「ピースフル」という言葉を思い出した。

会場に来ているみんなが、心からGomaさんの帰りを待っていて、まるでホームパーティーのように、それぞれが「おかえり!」って言いに来ている、そんな気がした。

全員がひとつになっている、なんて実感する時が来るなんて思ってみなかった。

 

人生で初めてライブでガン泣きしてしまった。そんなこと経験したこともなかったので本当にびっくりした。モノゴゴロついてからたぶん片手で収まるくらい、ボクはなく事自体とても少ないからだ。

本当にスゴイものを観た。人生のベストライブです。

関わっているすべての人に感謝。

 

"I Believed The Future." Trailer


※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。 表示出来ない場合はこちら