「きみは、ただむくだけでまんぞくなのか・・・!」
えっと、そこまで言われると・・・いや、不満はないよッ!って言いたくなりますが、この小学館の『あたらしいみかんのむき方』がスゴイことになっていたのでご紹介。
この本は、みかんの皮に線を書きこんで切り抜き、みかんの皮で動物とかをつくってしまうという工作の絵本なのですが、なんかムードが大変なことになっている。
主人公はこの人。
影のあるおとこ、むきお
主人公の「むきおくん」が、みかんの皮をむきながら、人間としても成長していくストーリーも見どころ。
そのストーリーだけの絵本が読みたい。みかんの皮をむく前は、どんな苦労をしてきたんだ!?っていうような影のある表情です。
立派なむき方の定義を知りたい
みかんの皮のむきかたに「立派さ」を求められるキビシイ道のようです。
アボガドの皮でちょっとグロいサソリ
ボクがやったら、出来上がるころにはみかんが干上がっていそうな気がします。
ゆずの皮でつくったへび。たまにリンゴでこんなの出来る
出来れば、この程度で許して欲しい。
実際に剥いてる動画もありました。
あたらしいみかんのむきかた -結構簡単!?- (New ways of peeling a tangerine) ※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。 表示出来ない場合はこちら
これを観ると真面目な工作の本だな、と思う。
ただやり方を説明しただけの工作本と違い、「むきお」の存在でグッと魅力的に感じるこの本。「むきお」のことが気になって仕方ないので読んでみたいですが、ボクは手先はたいして器用ではないので、食べる専門でいたいと思います。