変わった楽器が好きで、いろいろといじっているのですが、大変なことの一つに「練習の仕方がわからない」というのがあります。
特にこのカルタール。英語表記だと「Khaltar」か「Khartal」かな?ググッても情報はまだ少ない。
Youtubeには動画がそこそこ上がっていますが、ラジャスタンの方々のだったりして、うますぎて参考にしづらいw
そんな時にやはりありがたいのはワークショップの存在。日本のカルタールの第一人者と言って過言ではないであろうにしはらみきさんが先日関東発のカルタール・ワークショップを開催してくれましたので、参加してきました!
ワークショップの場所は横浜は中華街!チャイハネというお店の地下でした。
ワークショップではまずカルタールの発祥の地であるラジャスタンについての簡単な説明から始まりました。州だけでも日本くらいの広さがあるらしい。
このあたりの情報はきっと映画を通して知った人も多いかも。ボクはカルタールが先というちょっと変わった知り方かもしれませんが、こんな映画も観たりすると、より感じが分かってイイかも。
売り上げランキング: 9993
動くロマ図鑑
売り上げランキング: 31264
悲しみと情熱のミュージック
温かき人々、その音楽性に心揺さぶられる
観る回数が増えるたび好きになる音楽映画
さて、実際の演奏方法ですが、やはりまだまだマイナーな楽器ですから、ラジャスタンの文化に興味があって参加されて、当日初めて触る人もいます。
と、いうことで持ち方から教わりました。
この動画の右手が分かりやすいかな?
カルタール 基本の手 ※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。 表示出来ない場合はこちら
持ち方とかは以前まとめたものがありますので、ご参考までに!
今回は基本的なリズムパターン4つ、打つ時のアクセントのつけ方、手の振り方などを教わりました。手の振り方っていうのは、カルタールって演奏するときにかなりダイナミックな振り付けみたく演奏されるんですが、その触りの部分を教わった感じ。
まだまだボクも始めたばかりの初心者なのでうまいこと伝えられませんが、大切なポイントは3つあると思いました。
1) とにかくさわる。
当たり前っちゃー当たり前ですが、やっぱり手に馴染むようにひたすら触りまくったほうがいいです。インドでは朝4時に起きてカルタールの練習をしたりするらしいですが、両手それぞれ2枚持ったうちの親指側のカルタールが叩いているうちにどんどんずれちゃいます。
これをずれないようにするためには、やっぱり手に馴染むようにたくさん練習するのみ。お箸の練習と同じです。
ボクは1日10分だけとにかく毎日叩く、という練習方法を開始しました。10分以上は叩かない。でも10分は必ず叩く。もしもっと叩きたくなってもそこでやめる。もっと叩きたい熱が抑えられなくなるまで続けられれば、手はだいぶ安定するんじゃないかな?とタカをくくっています。
2)ドヤ顔
カルタールの演奏を観ていると、とにかくみんなかなりのドヤ顔をキメます。
この13歳の男の子だって、ばっちりドヤ顔!
khartal ※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。 表示出来ない場合はこちら
もちろん顔だけキメめればいいわけじゃなくwリズムパターンを自分の頭の中で作ったり、実際に曲に合わせて叩いてみたりして、ポイントになるところ、盛り上がるところでバシッ!とドヤ顔。重要です。
3)アクセントでリズムパターンを作る
カタカタカタカタと叩いていると、自分がなんの練習をしているのかわからなくなっていったりします。
出来れば初めのうちは、短いパターンを自分で考えて叩くと良さそうです。ボクがやってることも、叩く/叩かない、強く叩く/普通に叩く、これを右左組み合わせてパターンを作ってひたすら反復です。曲を流してそれに合わせるのもオモロいです。
待望の関東でのWSに参加出来たことで、当面の練習方法もわかり、非常に嬉しいので、1セット、カルタールを新しく買いました。(WSではカルタールの販売もあるのですよ!)
こちらです。
黒い!四角い!
今まで使っていたのと比べるとちょっと小さめ。
乗せてみた。
小さい上に角が丸いので、初心者には持ちやすいかも。ちなみにこの形はこの1セットのみでした。珍しかったんだもん!
さて、今回WSを開催してくださったみきさん、半年ほどインドを回ってくるらしいので、次回は半年後に機会があれば、ということになりますが、カルタールやりたい人が増えてくれば自ずと開催も増えるんじゃないかな、と思います。
このカルタール、現状で日本で入手可能なのはコイズミ楽器さんのみだと思います。
カルタールやってみたい!という人は、是非コイズミ楽器さんに買いに行くかメールで問い合わせてみてください!
※まだネット通販は開始していない様子