そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

「新しい動画配信の形 ワーナー・オンデマンド ブロガーミーティング」に行って来ました。

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アジャイルメディア・ネットワークさんのブロガーイベント、「新しい動画配信の形 ワーナー・オンデマンド ブロガーミーティング」に参加してきました。

 

イベントでは、ワーナーエンターテイメント・ジャパンさんによる、ワーナー・ブラザーズの歴史をざっくり紹介、ワーナー・オン・デマンドのサービス紹介、海外ドラマ『FRINGE』第1話の試写会という3部構成に近い形でお話を聞けました。

ワーナー・ブラザーズさんの歴史は「ワーナー・ブラザーズ - Wikipedia」で観ていただくとして、早速本題である『ワーナー・オン・デマンド』というハリウッド最大の映画会社が立ち上げた動画配信サイトについて。

 

ワーナー・オンデマンド

ワーナー・オン・デマンド

 

これはいったいなんですか?という方はまずは「はじめての方へ(ワーナーオンエマンドとは) 」というページをご覧いただくと良いと思います。

 

「ワーナー・オンデマンド」とは、映画、テレビシリーズ、アニメーション、バラエティーなど、様々なコンテンツをインターネット回線を通じてPCやモバイ ルに配信するワーナー・ブラザース公式動画配信サービス。最新の作品から懐かしの名作まで、いつでも、どこでも動画をお楽しみいただけます!

はじめての方へ(ワーナーオンエマンドとは) /ワーナー・オンデマンド

 

パソコンが日常に深く関わっている方ならご存知とおもわれるビデオ・オン・デマンドのサービスをハリウッドの巨大スタジオがやりますよ、ということで、去年11月にソフトローンチという形で立ち上がったサービス。パソコンで映画(の動画ファイル)をインターネットの回線を通じて買ったり借りたりできちゃいますよー、というやつです。

無料の会員登録をして、ポイントを買い、それで映画を借りたり買ったりします。

 

ワーナーさんも、まだまだ本調子ではないですよ、という雰囲気でしたが、それでもさすがはハリウッドのトップスタジオ、扱っているタイトルはビッグタイトルばかり。「配信予定リスト」を見ても有名な作品がずらっと並んでいます。

このハリウッドのスタジオが、映画会社が直接、動画配信サイトを運営している、というのがこの『ワーナー・オン・デマンド』の一番の強みで、他の動画配信サイトでもワーナー・ブラザーズの作品は観れるんだとは思いますが、DVD化されていないレアな作品などの配信も、是非期待して欲しい、という事もおっしゃっていて、期待が大きければ答えるかもしれないし、それが一番早くできるのが映画会社ならではというスタンスを感じました。

DVD化されていない、というか、日本ではほぼ観ることが出来ない作品を観れるとなれば、それはやはり嬉しいです。

 

オンデマンドのサービスとして特筆すべきは携帯との連携。

「PlayAnywhere(プレイエニウェアー)」という、対応がドコモのi-modeのみという制限はあるものの、パソコンで観ていたものの続きを(その続きの部分から)携帯で、携帯で観ていた映画の続きをパソコンで、とその映画をどこまで観たか、という情報をパソコンと携帯でシェアして、「いつでもどこでも」映画が観れる。もちろん、電波が入ることが前提です。

 

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(スライドでもKEY POINTSとして扱われています)

 

映画会社がオンデマンド・サービスに取り組む事自体、ユーザーに正規のサービスをきちんと提供することで、海賊版の利用の機会を減らすであったり、ユーザーとダイレクトに繋がることでマーケティング的な役割(データの収集)を映画製作にフィードバックしたり、ということも兼ねているようです。

コピーが出来るのかどうか?ファイルの再ダウンロードは?DVDへのライティングは?と言ったいろいろな質問が質疑応答時に出たので、返答が宿題になったりする場面もありましたが、このあたりはご愛嬌。とはいえ、買った「もの」のその後の扱いですから、気になる部分です。

ミーティング終了後にワーナーの方と個別にお話するチャンスがあったので、パソコンで買ったものをリビングの大画面テレビ(とDVDプレイヤー)で観るためにDVDに焼いたりして自分のパソコン以外の環境で観たり、そもそもパソコンじゃない機械で動画配信サービスを展開したりする予定を訊いてみましたが、そのあたりも市場の様子見、という感じでした。

 

で、せっかくこういう機会に参加したので、無料の会員登録して1月末までのキャンペーンらしい200ポイントをゲットしよう、と思ってサイトを見ていたんですが、ちょっとがっかりな事実を発見。

なんと、MacではSELL(売り切り)に対応していないらしい。

Macintoshでも動画を見れますか?

 

うぅぅむ、残念。MPEG2だからMacでも大丈夫ですよ、とおっしゃっていたのはレンタルに関してのみ、ということだったんですね。残念だなぁ。

 

でも、実際のデモを会場ではイー・モバイルの回線で映していて、それでも十分見れちゃっていたので、ちょっとした暇つぶしにレンタルで映画を観よう、という気分になったらやっぱり登録しちゃうかも。

と、いうのも、試写で見せていただいた『FRINGE』が、まったく予備知識無く観たんですが、オモロかった。普段海外ドラマはまったくみないボクでも、ああやって一度観てしまうと、しばらくは続きが観たい状態が続きます。

ただし、そんなに長くない。2日くらい経つとボクは平気で冷めてしまう。『24』ですら、シーズン1の半分までまとめて借りて観て、かなり楽しんでいたんですが、その続きがずっと貸出中だったので、1週間経たずに続きを観たい欲がなくなってしまった。

 

そういう話題の連続ドラマの続きがすぐ観れる、というのがボクのワーナー・オン・デマンドに感じた魅力でした。気合を入れて映画を観る、というよりは気軽にテレビのチャンネルを回す感覚程度に海外ドラマをついうっかり観まくっちゃう感じ。きちんと映画を観たい場合は映画館に行きたいし、そこまでじゃなくてもMacbookでは観ないでテレビの画面で観るので、第3の候補として、軽い感じでズッポリはまるタイプだな、こりゃ。

問題は、そのきっかけです。レギュラードラマとか特にストーリーがつづいているものは、1週間待てなくて(忘れちゃって)結局1話観てやめちゃうような性格なので、できればシーズンまとめてぶっ通しで徹夜とかで観てしまいたい。しかし『FRINGE』の発売・配信開始は2/24から。あー、待てないッ!

 

と、最後はオン・デマンド・サービスではなく『FRINGE』の続きが気になるモヤモヤ感で締めくくったのは、ボクだけではないはずです。せっかくなら、その場でノートPCをみんなに貸し出して、各自好きな海外ドラマ(ほぼ同じ長さのものの中から選んだり)して、試写室にいるのに、何故かみんなノートPCのモニターを黙々と眺めながらワーナー・オン・デマンドを体験する、とかだったら良かったんじゃないかな、と思いました。

 

追記:とかなんとか言いながら、メンバー登録しちゃいました。週末、なんか観ようかな?

 

 

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