先日、いつものようにiPhoneであら恋(あらかじめ決められた恋人たちへ)のライブ盤、『ラッシュ』を聴いていたときの事です。
もう、それはびっくりする瞬間がありました。
ボクは耳が悪い方だと思うので、音に対してどうこう言ってもあまり信用しないでいただきたいなーって思うんですが、その時は、通勤時、電車の中でもうなんども聴いているこのアルバムを聴いていたんですね。
このライブアルバムは正確にはクリーンなライブアルバムではなく、若干フィクション的な細工がしてある、というオモロいライブアルバムで、ライブの合間(?)に生活音とかが混じっているんですが、「ハンドル」 という曲を聴いていた時の事でした。
オープニングになにやらしゃべり声が入っている事は認識していたんです。それまではBoseのon-earでずっと聴いていたのですが、ホントに「しゃべり声が入っているな」程度にしか認識してなくて、それに対してなんとも思ってなかったんです。
でも、クリプシュの『Image X5』でこの曲を聴いていたら、声(池永さんのむすめさんと奥様と池永さんの3人と思われる会話)が、もうものすごくクリアに聴こえたんです。なんかピーコの話とかしてるんです、3人でw
娘さんが「おふろにレモンはいっとんで」って関西弁で言ってて、すごい微笑ましい。そういう会話が入っていたのに、その時、初めて気がつきました。
きっとBoseのon-earは、言い方は大げさだけど、都会の雑音みたいなものをある程度防いで、素人にもわかりやすいダイナミックな音を作ってくれていたんじゃないでしょうか?
それに比べると『Image X5』は、リアルな音をひたすら追求しているような感じがします。だから、聴いてて心地よい低音の強化とかはないし、もうそこにあるがままの音を届けている感じがします。
これって、スゴいなーって、使い始めから1週間くらい経って、スゴく実感した。長い時間聴いてても、音疲れみたいなのが無いんですよ。
どうしてこんな音になるのか、不思議です。スゴいね。
ただ、1週間使ってみて痛感しているのが、イヤーパッドについて。
これが結構しっくりくるのが難しい。イヤホンの形態が寄生獣ライクなだけあって、「この角度ではめれば良い」っていうポイントが決まるのがすごく難しい。
だから、唯一疲れを感じるとしたら、装着感なんです。
追記:
慣れとは恐ろしいもので、ちょうど1年くらい使った今ではこの感触がボクのベストフィットになっていて、他のイヤフォンやヘッドフォンがちょっとウザく感じるくらいになりました。
mao (2009-07-08)
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