善は急げ、ということで、思いついたら即エントリーが良いと思います。
第2回は、呼ばずにはいられないこの名前。
ペネロペ・クルス
まず、音としての「ぺ」というものには、ものすごい破壊力があります。とても真剣な空気を一瞬にして台無しにしてしまう強力な力。それは日本のコメディー界ではカトちゃんが実証済みですので、割愛します。
「ぺ」という音はこのように単発で使う場合はある種の兵器的な威力を発揮するものですので、「ぺ」始め「ぺ」締めというのは一種の禁じ手の様なものです。しかも間に挟んでいるのは「ネロ」。そう、暴君です。この剛と剛を交えることによって奇跡的に生まれる柔らかさ。
想像してみて下さい。もし、あなたの同僚に、あるいはクラスメートに「ペネロペ」がいたとします。そうすると、自然とこう呼びますね。
ペネロペさん
少しかためのマシュマロのようです。
たとえば、あなたが「あ、ごめん、ペネロペさん!例の資料5部ずつコピーとってくれないかな?午後一の会議で必要なんだ!」とペネロペさんにお願いしたとします。でも、届くのはきっと違う書類のコピーです。
「ペネロペさん、さっきの授業のノート、貸してくれないかな?あの授業さぼっちゃってさw」なんて言おうものなら、見事に違う授業のノートを貸してくれます。
このように、「ペネロペ」に「さん」を付けて呼ぶことによって、とてつもないドジッ子っぷりが浮かび上がってきますね。
しかし、そこで見逃せないのはファミリーネーム「クルス」の存在です。
このキビキビとしていて、スマートな響きの「クルス」。間違いなくスーツスタイルですね。もちろん、スカートではなくパンツでアクティブな感じです。ボールペンでこめかみをトントンと叩いてしまうのが癖です。プレゼンの機会も多いのでしょう。エレベーターで乗り合わせたりしたら、さらりと「24階お願いします。」と手元の手帳から一瞬目を外して言います。一切の無駄はありません。イメージが浮かびづらい場合は大塚寧々さんを思い浮かべて下さい。
でもやっぱりそこは「ペネロペさんです。会議室まで通してもらっておきながら、待っている間に待ち合わせをしていた同僚から電話がかかってきて、ビル自体を間違えたことに気づいたりします。
だいたいのイメージはお分かりいただけたかと思います。皆様も是非、声に出して呼んでみて下さい。
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