6月9日を「ロック」と読める国もかなり少ないとは思いますが、そういうことみたいです。
ということで、出勤時にみなさん、思い思いのロックを選んで出勤のお供にされたのではないかな、おもいますが、ボクが選んだのはUlrich Schunaussの『Goodbye』というアルバムで、ちょっとこれはロックという感じではなかったです。
"Goodbye" (Ulrich Schnauss)
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梅雨で雨が降りそうなじめっとした月曜日を少しでもさわやかにするのにはとてもいいアルバムだと思いますが、ロックの日にふさわしいのか、と言われると、答えに困る。シューゲイザーやその影響を受けたエレクトロニックな音楽たちを「ロック」と呼ぶことに少し抵抗を覚える訳です。できれば、ちょっといいヘッドフォンで聴きたい音です。
そこで、せっかく今日が「ロックの日」という呼ばれ方をする日、だということに気づいたので、「ロック」という言葉で(それがふさわしいかどうかは別として)、一番始めに思いついたものをご紹介します。
"Phenomenon" (UFO)
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ボクが思いついたのは、これです。正確に言うと、このアルバムに収録されている「Rock Bottom」 という曲です。この曲はほんとかっこ良くて大好きです。
この曲のタイトルはずばり「どん底」で、この曲を知った当時は「オーイェー!ロックボトムだぜぇ!」と中二病全開で興奮していたのですが(といっても18か19くらい)、歌詞を実際に読んでみると、(自分の好きな曲だけに、誤解を恐れずに言ってしまうと)負けず劣らず中二病全開な歌詞だと思います。
でも、この曲を聴くと、「とりあえず、ここがどん底だから、あとは上がるだけだぜ」と、自分に都合良く思ったりして、元気が出る曲でもあります。
ちょっと気分のならない日の朝に、聴いてみてはいかがでしょうか、とおススメしようと思ったものの、この曲を、特にこんな話を聞かされてしまっても、それでもなお、聴いてあがれるのは、あなたの中の中二性の想像力の逞しさだとおもいます。