先日から何度か(これとかこれとかこれとか)書いていたmoxaに行ってきました。遂にOpiateを見てきました。
← 今回のmoxaのフライヤー。昔と同じデザインだったのが凄くうれしかった。
ちょっと開始から遅れて到着してしまったので、白石さんのDJが頭から聴けなくてちょっと残念。でも、僕が聴きだした時の音の雰囲気が、ハコごとでっかい水槽の中にいるような音の感じですごくよかった。強引にたとえるなら、opiateの”Quick save on a Sunday” が凄くしっくり来るかもしれません。
この水の中のような音は昔から僕の好きな音を表す言葉としてはすごく頻繁に頭の中にうかぶ言葉でopiateのアルバムもそんな感じ。この感覚のルーツはまさに水の中で、小学校の夏休みのプール教室かなんかで、プールに潜っているときに聴こえる反響音が凄く好きで、ずっと潜っていたいと思ったけど息が苦しいからできないという制限つきで楽しんでいた音です。
でも、その次のOpiateの順番が近くなりだしてからは上がっていきましたね。個人的には、中盤のあの音をもう1時間くらい聴いていたかった。気持ち良いもの。
で、Opiateです。前回のmoxaで聴けなかったOpiateは、それはもう聴けないけど、2007年版のOpiateを聴きました。特にそれが顕著だったのはやはり後半のDubstepをつかったDJ(ですよね?)です。Macbook Proがおいてあったのでliveもするのかな?とおもいましたが、そんなに前の方で見ていなかったので、たぶんDJですよね。さすがOpiateのプレイの頃には人がかなり入っていて、僕は後ろの方で聴いていました。で、いきなりブーン(スティーブ・ジョブズじゃないよ)というDubstep特有のチューインガムのようなベース音が聴こえてきて、「そういえば、なにかでDubstepは好きだといっていたのを読んだことがあるなぁ」と思っていたんですが、結構かけていました。hyperdubとかのやつも使ってたんじゃないかな?OpiateのDubstepって実際聴いてみると不思議な感じがしました。『OBJECTS FOR AN IDEAL HOME』だけを期待して行っていたらちょっとビックリしてたかもしれません。それくらい、このアルバムの印象って強いんだな、と思いました。
最後に廻したInner Scienceさんは、まだアルバムを聴いたことがなく(スルーしてしまっていた)、まったく何も予想をせずに聴けたのですが、良かった。凄く良かった。かわいい音から深い音までいろいろ聴かせてくれました。Inner Scienceさんの時間帯はOpiateの後でちょっとお客さんも落ち着いた感じになっていたんですが、僕にとってはこれがイメージとしての(新生)moxaに一番近い。音を聴いて踊っててあまりにも心地よくて一人でにやけていた。暗いのでそういうところは見えずに済んでいいですね。これはアルバムも是非チェックしなきゃな、と思いましたよ。
あまりにも心地が良かったので、突然ですが、原さんに「とても良いパーティーですね」と声をかけてしまった。コレは誰かに伝えたい、と思ったときに、地下なので携帯の電波も届かず、ぱっと目に入ってしまったのでつい。ちなみにStudio Voiceのときと同じ格好だった。
年内に白石さん(ここを読んでいただいているとのこと。ありがとうございます)と一度ご飯に行こうと話をしたので、実現出来れば良いな、と思っています。次回のmoxaも楽しみです。
予習も大事だけど、復習も大事よ。
OBJECTS FOR AN IDEAL HOME
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