OOPS!でクラムボンのインタビューが掲載されていたんですね。まだ読んでいない人はぜひぜひ。
僕はクラムボンは遅咲きで去年のサマソニでやられたファンなんですが、はじめは原田郁子さんの声にやられているんだな、と思っていたんですね。実際にそうではあるんですが、このインタビューを読むとミトさんの嗜好がなんともまあ納得がいくというか、あぁ、だから好きになっちゃったんだわ、と。
ちなみに、『Musical』ははじめに聴いた時に、「うーむ、頭の中で収拾がつくまでに時間がかかりそうだ」と思ったんですが、インタビュー中に、
昔は考え抜いて、ハミ出た部分をやすりで削っていくような作業があったけれど。これはバラバラっと作った曲を並べただけの、凸凹でノーコンセプトなアルバムだと思う。
というのを読むと、あながち変な印象ではないんだなぁ、と思います。クラムボン的かクラムボン的じゃないか、と言えば、僕にとってはこのアルバムは今の時点ではクラムボン的ではありません。アルバム前に出たシングル『The New Song』はとてもクラムボン的で、去年のサマソニで、それこそクラムボンの曲なんて、パンと蜜をめしあがれ、とかサラウンドをテレビか何かで耳にしたことがある程度の一見さんだった僕でも、「あぁ、これがクラムボンかぁ」と吸い込まれていく感じがしたんですが、そういう、おそらくパブリックイメージとしてのクラムボンというものがこのアルバムにはないと感じているんです。
これは、まだクラムボンを聴いている期間の短い人間だから感じられるのかもしれないし、その辺は良くわからないのですが、これから自分の中でどう変わっていくのかが楽しみな息の長い変わったアルバムだと思っています。
ちなみに、先週の金曜日、なぜか、『Merry go round!』の「メリゴーラン」しか歌詞がわからないのに頭の中で1日リピートですよ。ゴーラン、ゴーラーン♪
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