そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

メガネラップ

20060528 数寄屋橋のHMVが10周年セールということでダブルポイントをやっていたので、久々に有楽町へ。マグカップがもらえるチラシみたいなものを入り口でもらったりしたが、滅多に来ないので、即効でカップに交換。わりとちゃんとしたカップでした。

Herbertの新作とRei Harakamiの新作、ヤン富田のマキシ(!)と決めうちだったので特になんということもなく購入。

その後、野暮用のため新宿に移動。いろいろと済ませ、駅に向かって歩いていると、ストリートパフォーマンスのようなラップがとおりの先から聞こえてきて、「お、日曜だからがんばってるな」とおもって、道を曲がるとその声の主が。

ストリートパフォーマンスはストリートパフォーマンスなんですが、メガネスーパーの店頭で、普段はBGMを流しているであろうCDラジカセからシンプルなビートのループの上にのせて制服を着たホント黙ってれば普通の店員さんが、ハイトーンな高速ラップで客の呼び込みをかましてるじゃないですか?!

不意を衝かれました。しかもちゃんと聴くと、「レンズカラーや度数などはもちろん、店内には色々なフレームを豊富にご用意しているので、あなたにあった一本を是非見つけて下さい」的な、本当にストレートで且つ情熱的なのにオーソドックスな眼鏡屋特有の基本的な内容を凝縮したライム。

いまの呼び込みってこんなことになってるんですか?マジですか?ってんなこたないんだろうけど、それにしても、彼はすげえ。きっと忘年会だか、歓迎会だかの会社の呑みの席の一発芸としてやってみたら、うけて上司に「おまえそれで呼び込みやれよ」とか言われちゃったんだろうけど、俺はがんばってラップするその姿、かっこいいと思いました。仕事とは言え。ちょっと携帯でMovie撮ろうかとおもったけど、人の流れが速すぎて辞めました。

ちなみに今日買ったので今流しているRei Harakami、FlareのRe-Gripではじめて聴いてから、ずっと逃さずあつめている(はず)ですが、ホント魅力に感じる感覚の部分が俺にとってまったく変わらないのでノスタルジーなのか曲の魅力なのかわからなくなるくらい聴いてて安心する。今ある6枚のアルバムやアナログをいっせいにシャッフルして初めての人に聴かせてみて、全部を古い順に並べてみ?って聴いても、どれがどれかわからないだろうけど、全部同じに聴こえるのか?というとそれはまた違うような気がして、これだけ情報化社会だのスピードが勝負だの言われている昨今、こういうアーティストがいるということは、恐ろしく貴重だと個人的には思います。

ちなみにATCQは、そのRe-GripのライナーでRei Harakamiが聴いていると知ってから聴くようになりました。ATCQもいいやね。



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  レイ ハラカミ - わすれもの


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