ハーバートの食のアルバム「Plat du Jour」を食す。食の周りの様々な権威ある音。イギリス。モンティー・パイソンを嫌でも連想させる、というかイギリスで批判的だとイコールモンティー・パイソンになってしまう単細胞的な俺の発想。対抗するにはノーマン・クックの無邪気な笑顔か?
アルバムとしては、個人的にかなりの快作!なんともなんども聴き続けても、ちょっとやそっとじゃ飽きない高い完成度。
それにしてもコーヒーチェーン店、特にスターバックス、はそんなにお嫌い?そのシステマチックな効率産業スタイルが味について語り誇る所かな?
デビッド・フィンチャーはファイト・クラブでこれくらいやりたかったんだろうが、ブラッド・ピッドがブラッド・ピッドすぎたし、エドワード・ノートンの演技が上手すぎた。
そんな(どんな?)セレブネタも、さらりとハウスでラッピング。ダニ嬢の歌う内容はかなりのもの(お陰様で英語は聞き取れないので内容はリアルタイムでは判らず)。
昔、サンプリング・マッドネスと呼ばれたEBOMANがいたが、それは当時のサンプリングを巡るキャッチコピー的世界が作業自体に向けられた健康的狂喜として名付けたのだとすると、マトモスとかハーバートはサンプリングに到るアイデアの着想点がマッドネス。
ぼけっと聴いてると後ろから小突かれるような判りやすい音も、恐らくは敢えて配置し、その周りに(前に、後ろに)在るキュートでPOPな曲に対する懐疑心を誘発させようとしていると感じるのは、それこそ思う壺か?
曲がいまいちという意見も目にしたが、 Around the Houseからの唄ものラインと比べても、これは判りやすかった気がする。昔Phonoから出した100lbsとかよりも、今は逆に受け入れられる土壌がある分、キャッチーじゃね?
今回のジャケもいいけど、この後のScaleのジャケがかわい過ぎ。やばい。
Plat du Jour
Matthew Herbert |
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