音楽鑑賞をサブスクリプション・モデルのApple Musicで賄うようになって、その際限の無さから、ある程度やんわりとした収拾をつけたいと思っていて、人によってそのやり方は様々ですが、ここは日記がてらやはり書き残すことにしました。
2017年1月の特に気に入ったアルバム
聴こうとしたキッカケは忘れてしまったのだが、このテナー・サックス奏者ジョー・ロヴァーノのバンドはエスペランサ・スポルディング(ベース)とオーティス・ブラウン3世(ドラム)という2人の”New Chapter”なミュージシャンを要していることと、このアルバムがチャーリー・パーカー(バード)に捧ぐカヴァー中心のアルバムであること、その2点がまず(情報として)グッと来たポイント。耳馴染みがよく、朝に頻繁に聴いている。恥ずかしながらジョー・ロヴァーノさんを今回初めて知ったのですが、ブルーノート・レコードに長く在籍していてリリースを重ねている時点でもその信頼度の高さが伺える。オーティス・ブラウン3世のアルバムも好きなのであわせて聴きたい。
このベストアルバムに限らず、DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展に行ってきたおかげで例に漏れずドップリとデヴィッド・ボウイを聴いた。Apple MusicではなんとDAVID BOWIE is 特設コーナーが出来ていて、プレイリストからも聴いていた。何と言ってもベタですが『Starman』のエピソードを知って以来、聴くたびにゾクゾクしている。オレを指差してくれ。関東圏の人に限らず、またデヴィッド・ボウイをそれほど詳しく知らなくても、この大回顧展は行くべきだと強くオススメする。
現在はまだ先行リリース状態ではあるが、マイケル・マクドナルドとケニー・ロギンスというヨットロックな2人をフィーチャーした『Show You The Way』にもうガツンとヤラれた。何度聴いても素晴らしすぎる。後から追加で第2弾先行リリースされた曲たちもタマラなく、もはや名盤必至なので焦らさないで欲しい。待ちきれないからマイケル・マクドナルド在籍時のドゥービー・ブラザーズやドナルド・フェイゲン、スティーリー・ダンの『Aja』なんかを聴いて紛らわせています。40超えてから急激にヨットロック(というかAOR)が好きになったのだが、これはよく言う食べ物の嗜好が変わるかのように、肉体的に音楽の思考が変わったのではないか?ということを最近ボンヤリと考えている。好みレベルではなく、身体の機能レベルでスムース・ミュージックを欲しているような気がするんです。
たまたまランチにカレーを食べに入った喫茶店で流れていて耳に止まったアルバム。これまた恥ずかしくも知らなかったアーティストで、ビル・エヴァンスっぽさとかリリシズムと形容されることが多いピアニストのようですが、店内BGMでもグッと掴んでくる良さがあって、他のアルバムもざっと幾つか聴いてみた中では、このアルバムと『I Will Wait For You』が好みでこれも朝によく聴いています。『I Will Wait For You』の方は、Netflixで『シェルブールの雨傘』を観たばかりだったので尚更です。気分が上向くし、準備が捗るんです。
ベン・フォールズがインディー・クラシック寄りなことはこの前のアルバム『So There』で知ってはいたものの、よりグッと来たのは実はこっちで、そう!こういうのが欲しかった!とストライクなヴァージョン(あるいは演奏・録音のされ方)でした。yMusicの新作もリリース間近ということで予習的な気持ちも込めて聴いていました。個人的にインディー・クラシック関連の中でもかなり上位に入るお気に入りになりました。
また来月。
デヴィッド・ボウイ・イズ 復刻版 (SPACE SHOWER BOOKs)
- 作者: ヴィクトリア・ブロークス,ジェフリー・マーシュ,野中モモ
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: 大型本
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