そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

コーヒーのドリップポットにも沼が存在したというお話。

 

私は普段、コーヒーを淹れるのにカリタの銅ポットを使っています。ハマりだした当初(2012年頃)にたまたまAmazonで見つけて買いました。なんかそれっぽい、たしかそんな軽い理由で買った。 

Kalita 銅ポット 900

Kalita 銅ポット 900

 

 

ちょっと主題がズレますが、最近のブームがコーノ式とハリオ(V60)の使い比べというものでして、しばらくメインはずっとV60を使っていたのが、コーノ式のしっかり淹れる感じに、もっと言うとその2つの違いみたいなものにうっすらとそしてようやく気づき始め、その違いを楽しんでいます。さらにここ最近は深煎り目の豆を好んで飲んでいるので、そういうのはV60で淹れて、浅煎り目の豆をコーノ式で淹れたりしている。なお、この辺にも相当な沼があるでしょうから気をつけたほうが良いです。

 

で、ドリップポットなんですが、おそらく普段使っているものはかなり注ぎ口の口径が細い。極細、と言っても良いのかもしれない。それをあまり意識せずに使ってきたので、先日偶然ラッセル・ホブスの電気ケトルを使ってみてその違いに驚いた。

https://instagram.com/p/-oFVJOgt7f/

ドリップポットの沼のキッカケになったRussell Hobbs。

 

そんなことに今まで気づかなかったのか、という体験はかなり多い方なので、今回もまたそれなのですが、お湯の出る量や勢い、角度がかなり違う。ドバドバ出た。いつもの感覚でお湯を注ごうとしてしまったので、お湯をコントロール出来ずにあやうくドリッパーが溢れるところだった。

ドリッパー自体は前出の通りV60(2サイズ)とコーノ式を使い比べてはいるものの、お湯を注ぐドリップポットは常に一緒だった。細い口径のドリップポットにはお湯を注ぐ際にコントロールしやすい、細い線でお湯を出せるなどメリットは多いと思うが、お湯の量がその分少なくなったりするので、抽出時間がそこそこかかるというデメリットも存在するはず。あまり時間が掛かり過ぎるとエグみが出るなどということも聞きますし、ドリッパー側でやる調整とは別にドリップポット側の排出湯量の調整なんかをやっても良いのではないか?などということを考えてしまいました。

そして、その視点でドリップポットを探してみるとやはりそこには沼があった。

  

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

 

もともとやかんが好きなものでして、そのフォルムを眺めているだけでも時間を忘れがちなタイプなので材質が違う、持ち手が違う、そんなことでも嬉しい。本体から伸びる注ぎ口までの形状も、根本が太く先が細いタイプでお湯のスピードはけっこう早いっぽい。特に琺瑯製という部分で月兎印のオーソドックスな0.7Lのドリップポットが気になって仕方がない… 

 

タカヒロ コーヒードリップポット 0.9L 18-8ステンレス IH対応

タカヒロ コーヒードリップポット 0.9L 18-8ステンレス IH対応

 
ハリオ V60 ドリップケトル ヴォーノ 800ml VKB-120HSV

ハリオ V60 ドリップケトル ヴォーノ 800ml VKB-120HSV

 

本体から伸びる注ぎ口が細さをキープするタイプ。タカヒロは業界標準なんですね。ハリオのヴォーノも最近良く見ます。タカヒロの評価を読んでいると、一度はタカヒロを使わずしてどの口がドリップポットを語っておる!?と自分の中の長老みたいな人に説教される気持ちになりますね。一方でアメリカのコーヒーの入れ方動画とかをVimeoで漁っているとヴォーノを使ってる事が多いです。「Pour Over」の感じだとかなり短時間でさっと淹れているようなのでお湯のスピードもそれなりに出てそうなんですが、なによりリーズナブルなのが普及の理由かしら。

 

で、私が使っているのもこの本体から伸びる注ぎ口が細さをキープするタイプ。材質は銅。なぜ一番初めにそれ行った?と訊いてみたくなるものを選んだおかげで今、材質や本体から伸びる注ぎ口の違いを楽しめるというもの…

 

いろんな違いという意味でラッセル・ホブスのものもけっして悪いわけではないのでしょうが(むしろ使いこなすスキルがないということを自覚しました)、違いを知るという意味で月兎印のスリムポット欲しい…単にカワイイというのも十分な理由のはずだ!