そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

『キック・アス』必読!原作は映画よりも奇抜!

 

キック・アス (ShoPro Books)
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映画が大ヒットした『キック・アス』を読了しました。

映画を先に知り、映画を先に観ていて、オモロかったのでその足でサントラまで買っていて、その割にはコミックスを買ったのは、最近ボクにアメコミブームが来てからちょっと後ですが、これははやく読むべきだった。個人的には、映画よりも奇抜でオモロイ!

 

系列で言うとマーベル・コミック系列なので、X-MENに続きマーベル・コミック2冊目なのですが、これは一気に持っていかれるかのように読み終わりました。

ジョン・ロミータJr.のイラスト(作画)はボクの目には『Kill Bill Vol.1』の時のアニメシーンを思い起こさせて馴染みのある感じだったし、なによりテンポが良い。

原作の第1話が発売される前から映画化も決定していたみたいですが、原作発売前のプロモーションも手が凝っていて、本当にmyspaceにアカウントがあったり、例の動画も本当にアップされていて、主人公の名前はチャリティーオークションで決まったんですって。

※映画をまだ観ていない人はこの動画観ないで今すぐAmazonでDVD買うかTSUTAYA行って借りてきたほうが良いです。

 

KICK-ASS CAUGHT ON CAMERA


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実は、ボクは映画の方はちょっとあの盛り上がり具合に引いてしまって「そこまで良いかな?」ってテンションが下がってました。同じようなリアルな人がコスチュームヒーローに、というプロットでは『ディフェンドー』が大好きだったので。

 

でも、今回この原作を読んでちょっと考えが変わりました。

 

映画『キック・アス』はより親近感を、リアリティを感じるもの、という感じで(オモロい事に『Kill Bill Vol.1』でやろうとしたことの逆パターンとも取れるのですが)原作のほうがよりエッジが尖っていて、ハチャメチャなんです。

ヴァイオレンスなシーンはよりヴァイオレンスに、情け無いシーンはトコトン情けなく、という「こっちのほうが観ちゃダメ感」が満載です。

ボクの「映画を観てから原作をオススメコース」には『ウォッチメン』がありますが、この『キック・アス』に関しては難しい。どちらもいける。

原作にガツンと食らってから映画化の「よくぞ頑張った!」感を味わうもよし、映画のスタイリッシュさにシビレてから原作のさらに濃い世界に満腹になるもよし、この2つの関係は、原作時に映画化が決まっていたならではのとてもよいバランス感。

 

ただ一つ確実に言えるのは、映画だけを観て満足するのはとても勿体無い。映画だけを観て気に入ったら、間違いなく原作を読むべきです。

そうすると、もう1回映画が観たくなる。きっとこの後はキック・アス・ループになっていくんだろうなw

 

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