そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

2011映画館・DVDで観た映画たち:その1

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最近iTunes Storeで観た映画たちをサクっとまとめているのですが、それが思いの外楽しくて、なら劇場やDVDで観たものもまとめようじゃないか2011、と思い立ち始めてみることにしました。つまり『iTunes Store以外で観た映画たち』ということになります。

 

今回は劇場で2本、DVDで1本の計3本、それぞれオモロかったです。

  

ご注意:「つまらなかった」「オモロかった」をコメントしたり、ストーリーについても言及する場合があります。あくまで個人的な「感想」ですが、ネタバレしている場合もあります。予備知識なども鑑賞前に入れたくないタイプの方はスルーしてください。ちなみに、ボクは観たいと思っている/いた映画に関しては予備知識を入れずに観るタイプなので、レビューなどは映画を観終わった後に読む派です。 

 

 

 

劇場で鑑賞。今年話題の映画ですね。監督はなんとデビッド・フィンチャー、『ゾンビランド 』でもちょうイイ味出してたジェシー・アイゼンバーグ主演、Facebookのマーク・ザッカーバーグの奇跡を数人の視点で描いていて原作は『facebook』。

原作や脚本が優れているかどうかは別として、なにぶん同時代性が強いので(ここ数年の話ですもんね)これをフィクショナルな映画として観るか、演出されたドキュメンタリー映画と観るか、そこが自分の中で不安定さとして残っている。同時代性的な空気はとても感じるし、リアルで起こっているスピード感をとても見事に観せていると思う。ジャスティン・ティンバーレイクが予想以上に良かった。

ただ、Facebookというリアルな存在感がとても強いので、なんというか映画の作家性みたいなものが感じづらかったのも事実。

キャラクター・ストーリーらを包みこむ雰囲気というかムードというかが「事実」に基づいていて、それが近い時代ならそれだけ映画として扱いづらい気がした。デビッド・フィンチャーはそこに挑戦したかったのか、あるいはそういうエアーポケットみたいな所に陥っている時点でまんまと彼の策にハマっているのかはわからないんだけど、ラストシーンで、それまでずっと着せられていたサイズが小さくて合わない服を脱がされて体が安堵するような感触に一気に持っていく、消えていた電気をつけてふっと部屋が明るくなる、みたいなハッピーエンドならぬ「普通に戻る」感覚で恍惚感を与えられてしまうところに唯一デビッド・フィンチャー感を感じました。

「Facebook」を知らず、ネットにもあまり興味を持っていない、おそらく大多数であろう人々の目にはこの映画はどう映るのだろうか。

 

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前出の『ソーシャル・ネットワーク』と同日に劇場で鑑賞。「特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙 ー なりきりヒーローが世界を救う」というキャッチコピーでスーパーヒーローものが好きな人は観に行く価値は十分あると思うし、なんといってもクロエ・グレース・モレッツ万歳!と言わずにはいられないアクションシーン(とそこでの選曲の良さ)も爽快な作品。それだけで十分今年のマストな映画だと思います。テン年代のスーパーヒーローとでも言えばいいのだろうか。

どうしても同日に観た『ソーシャル・ネットワーク』との比較をしてしまうのですが、ここで描かれるオタク的キャラクターは『ソーシャル・ネットワーク』のそれとは違い、とても分かりやすい創作感あふれるもの。そういう安心出来る要素と、スーパーヒーローになりたいけどなれなくてでも頑張っちゃう感という素材は十分だと思うけれど、途中ちょっともたついた感じはあった。デイヴ(キック・アス)を描く時間をもう少し減らして、ビッグ・ダディ&ヒット・ガールの描き方にもう少し時間をかけても良かった気がする。

ソニプラ(って今はもう言わないのか)みたいな輸入シャレオツお菓子的映画。バーコードや原材料の所に上から日本のバーコードと原材料鬼才をプリントしたシールを貼り付けてあるあんな感じのお菓子をわざわざ買いたくなっちゃう人は間違いなく楽しめます。ヴィレッジ・ヴァンガードとの企画も頷けるとてもポップな映画だと思うし、終わった後サントラ欲しくなって買ってしまった。Amazonとかは売り切れになってるみたいだからリアル店舗で探した方が良いと思います。予告編は良くも悪くもとてもよく出来ている。ただ、これにすべてが凝縮されてしまっているのも確か。

「普通の人がスーパーヒーローに」というタイプで思い出すのは『ディフェンドー 闇の仕事人』だが、個人的には『ディフェンドー』を強く推したい。ちょっとタイプが違うけれど、思てたんと違う!感はこちらの方が上。ポップ感というかジェリビーンズ感というか、そういうのはもちろん『キック・アス』です。

それにしてもクロエ・グレース・モレッツほんとカワイかった。あと、これほしい。

 

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DVDで鑑賞。「フレンチ・ダッシュ・ゾンビ映画」というジャンルがあるかどうかは別として、フランスものは初めて観ました。これはとても深い。

国民性と言うのは軽率かもしれませんが、いわゆるアメリカの「街に不穏な空気が流れ、不可解なことが起こって、さあ、この街にゾンビが現れたぞ!どうやって生き延びる!?」的なオープニングではなく、フレンチ・クライム・ムービーみたいに始まるので、この先どうやってゾンビ出してあげればいいのよ!?と不安になったし、ゾンビが大量発生しているにもかかわらず「それはそれ、これはこれ。オレとお前の問題はオレとお前の問題」という個の意志はゾンビに左右されない具合が衝撃的だった。

少なくとも今まで観てきたアメリカン・ゾンビ映画は「色々あったけど、ゾンビ出てきちゃったし、そんなのいいから生き延びようぜ!」ってノリだったし、ブリティッシュ・ゾンビもこのテイストはキープしていたと思うので、運良く生き延びられたら友情すら生まれるような「人 vs ゾンビ」の構図は(危うくなりながらも)崩れなかったし崩しそうな人は大抵食べられて死んじゃうんだけど、この映画は「オレ、おまえ、時々ゾンビ」みたいなバランス。大量のゾンビが建物を包囲しているし、猛烈ダッシュで襲ってくるし、余計なこと言ってないで生き残る策をかんがえろよ!って思うんだけど、いわゆるあくなき生への欲望が薄い感じで新鮮すぎた。ゾンビよりも恨みのほうが強い。スゴイ。

既存のゾンビ映画の概念とはちょっと違うところにいる新種としてとても楽しめた。

 

 

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