そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

2010年8月22日(日)HMV渋谷閉店

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hmv東京に住んでいれば、渋谷には殆ど行かない、とかHMVは好きではないというような確固たる意志としての拒絶がない限り、渋谷HMVというのは誰しもが必ず1回は、1枚はCDを買ったことがあるのではないか?

 

ボク個人は、渋谷のハンズのそばのジーンズメイトの2階に(現在の場所に移転前の)タワーレコードがあった頃くらいからいわゆる「輸入盤CD」を買い漁り始め、もうしょっちゅう、買うものがあろうとなかろうと渋谷駅からトボトボとちょっと距離のあるタワーレコードに通っていたので、なんと駅前にHMVが出来る、しかも大型!というニュースには胸が踊った、それがもう12年前の話です。
(渋谷オープンが20年前、8年後にセンター街に移転)

 

アクセスがしやすかった、という理由とポイントを貯めていた、というのもあって、センター街の渋谷HMVは本当によく通ったし、水曜のダブルポイントやたまに来るトリプルポイントの時なんて何か取りこぼしはないだろうか?なんて必死の形相でポップ・ロック・ヒップホップ・ジャズ・そして邦楽インディーズコーナーとほぼ全ての店を回ってみたりしていた時期もあった。

各ジャンルごとに設置される特設コーナーの情報もとても貴重だったし、その試聴コーナーでノーチェックだった新しい音楽に出会ったりもした。

タワーレコードと違い、試聴機のヘッドフォンは1本。まさにストイックな試聴。こっちは本気(マジ)だぜ!って感じで、低音が過剰かと思うくらいに効いた音を真剣に聴いていた。

 

渋谷の駅の前ということもあって、説明が楽というのと時間は潰し放題という理由で、待ち合わせ場所にもほんとうによく使っていた。はじめてこの人と会った時も渋谷HMVで待ち合わせた。初対面をHMVで待ち合わせた人は自分が覚えていない方々でも多いような気がする。

待ち合わせなくても、フラリと視聴しに行ったり買いに行って友達に会うというようなこともわりと自然な感じであったし、そんな時はお互い手に持っているCDがなんなのかを挨拶も早々にチェックしたり、仲間と一緒に選び出したら自分がはじめに何が欲しいつもりで来たんだよ?って思うくらいセレクションが変わったり、そんな楽しみ方もあった。

 

渋谷のHMVが閉店すると聞いたときに、そんなノスタルジックな事しか思い出せず、現行のリアルタイムの渋谷HMVに対してかなり思い入れが少なくなっていたことに気づいたし、そりゃ潰れても文句は言えないよとも思った。

昔みたいにCD10枚くらいかかえてレジに行って、店員さんに怪訝そうな顔で見られることも今では殆どなくなった。買っている量はそれほど変わらないんだと思うんだけど、もうAmazon・Amazon・Amazon。楽で便利。

こないだ、そんなことを思い出しながらHMVに行って、既に持っていたHIFANAの試聴コーナーにDachamboの新譜があったので試聴してたら、そこでまったく知らなかったNETWORKSというアーティストを知った。ネットでも連鎖的に情報を得ていくことはできるけど、リアル店舗の連鎖はとても限定されていて狭い連鎖。しかも選んだ人のセンスがかなり大きい。それがいい悪い、というわけではなく。その日はプリンスの新譜を買って帰った。

 

あと3日。今ちょうと個人的に忙しい時期で、お店に行けるかどうか分からない。出来れば行きたい。(これもそのもの自体を否定するわけでは全く無く)イベントとかそういうのは個人的には興味がなくて、ただ普通に買い物をしたい。フロアを一通り回って、何階で何を見て、カゴを持って階をまたいで、最後に2階で清算するの。なぜか1階ではなく。

その時に、1枚だけCDを買いたい。何ケチなこと言ってんだ、と思うかもしれないけど、なんというか儀式的に1枚だけ「好きなCD」を買いたい。既に持っていてもよい。ほんとうに欲しいCDを1枚だけ買って帰りたい。ありがとう、さようなら、のかわりにね。

 

渋谷HMVがなくなる日、1枚だけCDを買うとしたら、あなたは何を選びますか?

 

 

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ちなみに、ここ数年ボクが一番欲しいポロシャツは、HMVの店員さんが着ているあの黒いポロシャツです。販売しないかなぁ?

 

 

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