そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

iPhone 3GSと3Gを持って“ケータイするGoogle”docomo PROシリーズ HT-03A Touch&Tryイベントに行って来ました。

「携帯ナラHTCダヨ!」アジャイルメディア・ネットワークさんのブロガーイベント、「“ケータイするGoogle”docomo PROシリーズ HT-03A Touch&Tryイベント」に参加してきました。

 

ボクはこういう「ブロガーイベント」というものに自分で申し込んで参加するのは初めてで、小心者ですから結構ドキドキしていました。

 

実は、元も子もない事を言ってしまうとボクは「docomo」「Android携帯」という時点でほぼ90%くらい選択肢に入らないのです。

初めて使った携帯はIDOで、選んだ理由は「docomo」じゃないから、初めて使ったパソコンは「PowerMac 7500/100」で(今はそんな事ないけれど)Windowsがあまり好きではないし、当時のdocomoとIDOの関係に、WindowsとMacを照らし合わせたりもしていて、意味も無くdocomoから距離をとってきました。(もっと言うと阪神ファンなので、巨人と阪神みたいな感覚もある)

 

そんなボクでも、選択肢に入らないとか言いながら、「docomo」×「Android携帯」の組み合わせは、なんか気になるものがあって、思わず参加させていただきました。こういうレポートみたいなのはあまり得意ではありませんが、たくさんのブロガーの方々がすでにレポートを上げていらっしゃるので、詳しいところはそちらをご覧いただく、という事で、マイペースにつらつらと買ったばかりのドラクエを開封するのも我慢しながら書いてみます。

 

 

 

超第一印象は「カワイイ」| 筐体のデザインはやっぱり重要

 

docomo PROシリーズ HT-03A  docomo PROシリーズ HT-03A

 

シンプルでミニマルなデザインが好きなボクとしてはこのつるんとしていて、ちょっと輸入物のお菓子みたいな筐体は、結構印象が良い。起動画面に出るロゴが控えめなもの、かわいかったです。

 

iPhone 3Gと並べてみた

 

iPhoneはどの色を選んでも表面が黒い。ボクは3Gの時も3GSの時もまったく迷わず黒を選んだのですが、理由はこれで、表が黒いのに裏が白い、というのがもうあり得ないんです。その点でこのHT-03Aの白、というのは魅力的に見えた。これでボタンとかホイールがなかったら、たぶんもっとお菓子っぽくておいしそうだと思います。

 

で、持つとしたらこう

 

iPhone 3GをHT-03Aで撮っているところをiPhone 3GSで撮った。 アプリ一覧

 

片手で操作が出来る、というのがポイントのひとつとしてあるようです。ボクはあまりiPhoneの操作で「片手で使いづらい」ということを感じた事がないので、「ちょっと小ぶりで納まりが良いな」という程度の印象。長く使うとどうなるんだろう?

ちなみに、これらの写真はすべてiPhone 3GSで撮っています。iPhoneと比較してみたい、というのが参加の動機にあったのでとことんこの2つだけで行こうと。

 

 

 

操作性とかは慣れの問題なのか?|こだわりもあるよ

 

iPhoneでAndroidケータイを撮ったよ!
       
※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

 

ということで、実際に触っているところをiPhone 3GSで撮影してみました。

画面を出して、ブラウザを起動させてGoogleでこの「拝むように弾いてくれ」を検索(「拝む」で2番目に出て来た)してこのエントリーを表示させて、貼ってあるyoutubeの動画を再生する、という事をやってみました。

操作している手の動きがたどたどしいのは、右手でiPhone 3GSを持って左手でHT-03Aを操作しているところを撮影しているから。贅沢な悩みです。

ただ、文字入力にフリックが使えない、というのが1年くらいiPhoneを使い続けたボクには非常にストレスだった。これはちょっと新鮮な驚きです。iPhoneから他の携帯に変える、ということが重要視されるようになったら、このフリック問題はもっと大きな意味を持ってくるのかな。

(ちなみに、たくさんのブロガーさんが参加していたイベントなので、ネットワークが混んでいました。読み込みの速度などは評価の対象には入らない状況という事をご理解ください。)

 

 

コンパスのちょっとしたこだわり
       
※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

 

こういう細かいところへの配慮、というかこだわりは好きです。それ自体がなんの役にも立たなくても、手を抜かない、という姿勢で開発されているものは脅威だと思った。

 

 

コンパスモードというのがスゴい
       
※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

 

ボクは未だにiPhone 3GSの中にZippoアプリVirtual Zippo? Lighter を入れているんですが、それはiPhoneを知らない人に見せる時に一番分かりやすく反応してもらえるから。

それと同じ役割をはじめの段階で果たしそうなのが、このコンパスモードだと思いました。これ、自分がいる場所と同じところをGoogle Mapで観たらオモロいだろうなぁ。子供とかお年寄りに見せてみたい、とすごく思いました。このあたりはiPhoneもそうなんですが、あたりまえのことを当たり前に見せるというのってすごく重要だと思います。上に向けたら空が見えるし、下に向けたら地面が見える。あたりまえじゃん、って使った人に言わせたら、それはやっぱりスゴい。

そのうち、これがゲームとかに活用されたらスゴいんだろうなー。自分が動かないと画面が変わらないとか。ガンダムのゲームとかでそんなことになったら、プレイしているところをまわりから観たらもう変態ですよ。

 

 

メニューバーからシャッターが降りて来た!
       
※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

 

さりげナイスな機能をもうひとつ。マルチタスクという強烈な武器を持つらしいAndroid携帯のアプリの切り替えとかは多分ここから出来る。シャッターを閉めるようにメニューバーをつつつーっとスライドするとなんかいろいろリストになっていました。さわってて偶然気づいたんですが、偶然気づけるくらいの操作性にしてあるのはいいですね。

 

気になったこと...

・動作全体がカクカクした感じがしました。これはMacの操作性とWindowsの操作性の違いみたいな感覚、というと伝わるでしょうか。スムーズと言うより確実に、というのが好きな人は良いけれど、ボクはMacやiPhoneのスムーズさが好きなので、これはすごく気になってしまう。

 

・説明の中にタッチパネルの操作性が云々だからホイールがついている、みたいな案内がありました。それなら、ホイールとタッチパネル、どっちを使えば良いの?って思いました。選択肢がたくさんあるのは良い事かもしれないけれど、反面、直感で動きづらい気もする。良さそうなものをたくさん集めました!よりも、一番良いものをつけました!の方が好きなんです。

 

・「世界標準」という言葉がキーワードとして出ました。Googleが作っている以上、世界標準というのは分かるんですが、やっぱり世界標準=アメリカ標準という感は拭えないです。特にマーケットを観た時のアプリの探しにくさでそれを痛感した。「世界標準」というのは世界中の誰が使っても使いやすい、という方向に向かってほしいし、使うユーザーにあわせた柔軟な変化が出来るというのも世界標準の大きなテーマだと思っているので、「世界標準にあわせなさい!」と感じてしまうAndroid携帯の「世界標準」にはすごく違和感を感じました。それはiPhoneでは感じない類いのものでした。

 

・iModeがないということ。これは会場にいたdocomoのスタッフの方にも聞いてみたんですが、docomo携帯を今まで1回も使った事がないボクでもiModeというものに対しては、なんかすごいみんなつかってるやつ?みたいな感覚(偏見)がある訳です。

それをなぜこの携帯では辞めてしまったのか。docomoの方のお話では、「技術的な点」「iModeに頼らない新しい挑戦」という主旨のコメントをいただきました。これって元々のdocomoユーザーにとってはどうなんだろう?ボクがiPhoneを使う為にauからsoftbankに何のためらいも無く乗り換えたのと同じように、「Android携帯を使えるならiModeなんてどうでもいいじゃん」っていう感覚なんでしょうか?

正直、ボクはそうは思えなかった。

ボクがすんなり移行出来たのはau独自のサービスをほとんど使ってなかったからで、さらにいうとsoftbankに変わってもsoftbank独自のサービスみたいなものは必要なくiPhoneのサービスだけで十分ですが、 もしそうじゃなかったら?と考えると、もったいないオバケが出てきそう。

でも、逆に見ると、それくらいAndroidというマーケットに魅力があるとも捉えられるんですが、そのAndroidの先にある光景がボクにはあまり見えなかったし、そこをベタに見せてほしかったなーというのがあります。

この携帯はこれからどんどん発展して行くもの、という趣旨の説明もありましたが、だとすると、成長してからもう一回触ってみます、と言うのがiPhoneユーザーであるボクの感想になってしまう。

 

 

と、いろいろな事を書いてみましたが、iPhoneに対峙する存在が出て来たということ自体はとても興味深いですし、それをdocomoが出して来た、というのも面白いです。iModeにこだわらないというdomocoさんに「と、いうことはdocomoの出すiPhoneっていうのも想像しちゃいますよね」と聞いた時の笑顔が素敵でしたが、たぶん裏とかは無く単にスタッフの女性が素敵だっただけです。

 

ノベルティーの数々

 

 

ブロガーイベントってオモロいものだなぁ、というのがボクの今回一番感じたものかもしれないです。

docomoさんもAMNさんも「感じた事を遠慮なく書いてほしい」とおっしゃっていましたが、きっとiPhoneユーザーがどんな事を書くかなんて、とっくにお見通しよ、という感じなんだろうなーと思ったんですが、やっぱり書いてみました。

なんだかんだ言っても、新しく出て来た技術とかガジェットを触るのってワクワクして楽しかったです。行って良かった。

 

お土産、ありがとうございました。

 

 

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