そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

Boseのヘッドフォンで聴き返すシリーズ:Autechre『Confield』

 

VI Scoise Poise - Autechre

※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

 

この鉄球を転がしたりニギニギしたりしたような音の「VI Scoise Poise」から始まるAutechreのアルバム『Confield』。リリースは今から8年前、2001年。

 

Boseのヘッドフォンで聴き返すシリーズとして、最近意図的にひさしぶりな音源を聴いているんですが、この『Confield』は発売当時、あまりに興奮してCDとアナログと2媒体で買ってしまいました。

 

そして、先ほどの1曲目、「VI Scoise Poise」を聴いた訳です。

その当時はとても興奮して、nくんに電話で「これはすげえポップだ!これはすげえポップだ!」と言いまくり、おもいっきりスルーされたんですが、今聴いても、やっぱりこれはとってもポップだと思います。

 

パッと聴いた限り、もしかしたらメチャクチャに聴こえるかもしれないんですが、決してメチャクチャじゃなく、壊れる寸前で止めている、スレスレのバランスみたいなものとか、混沌の中から秩序が生まれて来るかの様に音が有機的に動いていると思うねんな。いきなり関西弁っぽくなったのはtypoしかけてそのままバランスを取ろうとして文字にしたらこうなっただけなんですが、Autechreの場合、違和感を一瞬感じさせながらもそこに確信が持てないスレスレのところで一旦感覚をニュートラルに持っていって、するりと聴かせる音なんじゃないかな、って思います。

 

なんか、こういう音を聴く度にウォーターベッドか酸素カプセルみたいなのが欲しくなります。たゆたゆしながら聴きたい音です。

 

confield [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC34)
Autechre オウテカ
BEAT RECORDS (2001-04-14)
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