そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

足は細いが、シュートは強い!

WhyCDのインポートもようやく全て終わりそうになったかと思えば、今度は12インチなどをデジタルデータにしだしてみたりして、波形を大きくしたり小さくしたりしているときがかなり落ち着く今日この頃ですが、先日のWHY?のライブについて。ちなみに本当に気になっている人にはこちらをお勧めします。いつも楽しく読ませていただいています、とか書くと、ラジオのお便りみたい。

えー、4組いたのですが、酒には弱いがビールが好きな最近の俺はトクマルさんが始まるや否や、ふたを開け即効で酔っ払い、音的には、限られた個人的な意見ですが、ぴんと来るものは特になく、2番目へ。名前を忘れてしまったので調べずにそのまま書きますが、割りと好きなタイプです。あばれっぷりとドラムの人のキャラクターと、なによりとても楽しそうにやってる様がとても好感持ちました。と同時に酔いがだいぶさめてくる(といっても、たかが缶ビールいっぱいなんですが)。

んで、TUCKER。もー、TUCKERったら。以前にも以前のblogで書きましたが、この人の音体能力のすごさったら、俺の酒の弱さをはるかに上回るつわものっぷり。体が音を欲してて、音も体を欲していると、ああいうことになるんだろうな、と。たぶんビニールテープの「テキーラ」もかわいかったし、ループによる「独りバンド」もかわいかったけど、総体的に観ていて、楽器が壊れないか、とか、怪我しないかとかちょっと心配になる母性本能くすぐりサウンド全快で、初めての生TUCKERだったんですが、テレビよりCDよりなにより生だわ、この人。

さて、本題ともいうべきWHY?です。いい意味で期待を上回る楽しさで、ずっと笑ってました。ホント噴出すように。ヨニ兄の音が激しくなると同時に、かなりわかりやすく激しくなる動き、これ普通の人がやったらアホくさく見えるんだろうけど、とってもかわいくて、なんつうかハムスターとかそういう小動物の必死さみたいなかわいさ。ギター(等)の人も、なんか「友だち」っていう感じで、エリック・ロメールの映画に出てきそうな雰囲気なんだけど、器用にギター持ったり鍵盤弾いたり足でベースキープしたり。ヨニ弟(つか、弟がヨニ)は真剣なまなざしに、ファーストのころのエディー・ヴェダーを今ふと思い出しましたが、赤いTシャツに赤いベルトがかわいかった(ヨニ兄も緑で決まってたぜ)。

この人たち、とにかくかわいい。音(曲)のよさとかは、もうライブに行きたくなってる時点で、何の不安もないんだけど、その音や、とにかくそれぞれのパートの複雑さなどのプレイスタイル、醸し出す雰囲気、全体的にかわいい。んで、観ている俺はホント「やっべ!ちょ~楽しい!」って何度も思うくらい、一挙手一投足に笑ったし、一緒に歌ったし(もちろんスポンテニアスな歌詞ですが)、こうやってキーを打っていて、「どういえばいいんだろう、あの感じは?」って思うライブって、やっぱすごいわ。TUCKERといい、このWHY?といい、共通して思うのは、一時期感じていた「もう、これ以上新しい音楽っていうのはうまれてはこないんだろうか?」というちょっとした悲しさを、こういう方向、それこそ思ってもみなかった「体に宿る音楽」というか「音のほうからよってくる魅力的な人たち」というか、そんな形ですっとばしてくれて、とりあえず、ありがとう。マジ、スルーしないで観にいってよかった、ホントに。来日を教えてくれた友人にも感謝。

というようなことを、ビールを飲み飲み、酔っ払いながら書いているので、あとでいじりたくなるんだろうけど、BGMはこんだけWHY?WHY?とか言っておきながら、Nomadの「LEMON TEA」です。しやわせ。



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Why?

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