そのドアを開けたらゾンビがいる

わかっているんだけどねぇ〜☆

年末なのでMacのHDDとiPhoneの大掃除をした話をする、ただそれだけのつもりだったのに・・・

思い立ったが吉日という言葉は、トラブルが起きていないのにバックアップを取ろうと思った時にこそベストマッチになるフレーズです。それはMacのメンテナンスも同じ。

私のMacはOSこそEl Capitanを入れてはいるもののMacBook Pro (Retina, Mid 2012)という、そろそろ買い換えたくなるけれどまだまだイケるんじゃないかの第一波が来るようなマシン。

250GBある容量も、気づけば空き容量が残り20GB程度と瀕死の状態になっており、たしかに最近挙動がおかしかった*1し、ここで逝かれてしまってはシャレにならないけど、買い換えるのはもう少し先に伸ばしたいなぁとモヤッとした気持ちを大掃除という前向きな姿勢で乗り切りました。

 

大掃除といってもやったことは断捨離に近いのかもしれませんが、HDDを占領する、なぞの「その他」の解明や、いるだろうと思って捨てていなかったファイルを片っ端から捨てた、など普通の部屋の大掃除と同じです。

「このMacについて」の中の「ストレージ」でその他という一体何なのかわからないファイルがかなりの容量を食っていることに気づいたので、Finderの表示オプションで「サイズ」を表示させ、自分のディレクトリを容量順にソート。「ライブラリ>Application Support>MobileSync>Backup」の中に何十GB単位のファイルが溜まってることがわかり、それがどうやら歴代のiPhoneのもう必要が無いバックアップファイルの残骸だということを知ったので、iTunesを起動してデバイス環境設定で現役ではないバックアップファイルを片っ端から削除。これでたしか80GB分くらいが一気に空いた。

一度デカいものをザクっと捨てると勢いがつきますので、書類フォルダなどに入っている要らなそうなファイルも、心配なものはバックアップを取ってMacのHDDからは削除します。

要らなそうなものって、いざ捨てようとすると余計なお節介が頭によぎり、もしかしたら使うかもしれない、とか普段頻繁には使わないもののいざというときに必要になるとか、うだうだとした考えが次から次へと浮かんでくる。やかましい。

ですから、こういう時にはルールがあります。

最後にいつ使ったか?何のために使ったか?無くなると具体的にどんなトラブルが起きるか?これを深く考えずにぱっと答えられないものは容赦なく捨てます

曖昧な理由はNO。念の為にとかもNO。過去の経験から、そういう脳内やり取りの最大の譲歩として別のHDDにバックアップしておいて捨てない、というのをやったことは何回もありますが、今までそれをまともに再活用したことがない。それどころかいつの間にか古くなりすぎてまともに開けないファイルなんかも出てくる。もう一体何だったのかわからないようなファイルが大切だったはずという記憶のシミのような動機でバックアップ用のHDDにおそらくまだいくつもある。過去は、ディテールをはっきりは思い出せない程度の想い出だけ残しておけばそれでいい。

そういうスタンスでいくつかの「明確なターゲット無く、ただ念のためだけに存在しているモノ」をザックリ捨てた。これでHDDの空き容量が140GBくらいになってMacBook Proが安定してくれるようになりました。ディスクメンテナンスなんかもかけて特に問題もなかったようなので突然快適になった。

こういう捨て方をするのは、もともとMac本体にはアプリなどそこにしかおけなさそうなもの以外はなるべくモノを置かない、という使い方をしているからで、音楽なり動画なりといったアプリではないファイルたちは(本当に必要かどうかは別として)別のHDDに保存しているしそれを何重かにバックアップしてあるからなのでモノを持たない主義というわけではないのですが、なんとなくあるモノみたいなのが年々ダメになってきています。モヤモヤする。

その勢いをもってiPhoneの中のアプリをiTunesから観てみたら、使ってないのとかそもそも存在を忘れていたのとかがたくさんあった。やらなくなったゲーム、数回しか使わなかった楽器アプリ、案内されたことすら無い便利なガイド、果たせなかった夢など、180ちかくあるアプリのうち70がそれに相当したのでiPhoneからではなくiTunesで片っ端から削除しました。そのうえでiPhoneのアプリの並びとかもちょっと整理しなおしました。模様替え。

 

普段あまり考えずに使っていると、いつの間にか要らないものまで抱え込んでその結果全体の挙動がオカシクなったりしてわりと本末転倒な状況になる。沢山のアーカイブを抱え込んでもそれを独自のルールなりやり方で、ユニークに活用し続けたり再活用できる人もいるかもしれませんが、自分にはそんな能力はない。使い切れると過大評価している。なんといううぬぼれでしょう!ただ抱え込んで所有しているだけで出来ると勘違いして本質的なことには到底届かず、それを直視したくがないためだけにきっぱりと捨て去ることも出来ずに積み上げられた残骸の山よ!そうやってズルズルと意味の分からない勝手に背負い込んだもののせいで出来ない身動きを環境のせいにして行動しないのは自分自身じゃないか!

 

おや、なんかいつもとテンションも違うし、めずらしくスクリーンショットもなくこんなことを書いているな?と、それはバックアップや掃除をして、終わってから「ハッ!使用前・使用後残せばよかった!」とうなだれながら気づいたからです。よくあることです。

 

 

*1:意味もなく突然落ちたりしていた。