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Why?のライブでWhy?より先にノックアウトされたバンドがありました。


Why?のライブが良いのは、前回の来日今までのエントリー散々言ってきましたので、今さら言うまでもないと思っています。どれくらいよかったかというと、これさえ観ておけば、今年のサマソニには行かなくてもいいくらい、良かったです。唯一無二、というのはこのバンドを差すと思います。

でも、今回は、そんなWhy?のライブよりも先に、みごとにノックアウトしてくれるバンドに出会えました。ちょっと奇跡的でした。

そのバンドの名前は『あらかじめ決められた恋人たちへ』です。

 

カラ
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ライブ、という意味に置いて、こんなにdubで、かつアグレッシブなバンドは今まで観たことがありません。今まで知らなかったことがすごく悔しいくらいかっこ良かった。

ライブを観ていて感じた「Boredoms meets real dub」という印象は、きっと全然間違っていない。しかも、ここで言うdubはボクの好きなRhythm & Soundのそれと同等の深さです。

彼らの良さは、3rdアルバムに寄せられた色々な人たちのコメントにもはっきりと刻まれています。

●山本精一
とても心地よいメロディの中に、まるで瓶詰めにされた妖怪のように蠢く魔音。哀愁に満ち、洗練された美しさと等価に置かれるヤバさこの辺りが、”あら恋”の一筋縄でいかない部分であって、他に無い魅力といえる。
●曽我部恵一
メランコリアがやさしく爆発する透明なダブ・アルバム。こんな音楽は世界中のどこを探しても、見つからないだろう。今年もっとも素晴らしいアルバムのひとつ。
●こだま和文(DUB STATION)
あらかじめ決められていない音への魅力。どこまでも求めていってほしい。疾走、失踪DUB。
●山下敦弘(映画監督)
横スクロールの画の中で、時にはぬかるんだ道を、時たまスキップしながら一歩一歩進んでいくピアニカを吹く男。雨に濡れ生乾きのTシャツのまま見る言葉に出来ないくらいキレイな夕焼け。でも、止まるわけにはいかない「あらかじめ決められた恋人たち」の音楽は”ここ “だけじゃなく世界中の僕らの日常に鳴り響く。壮大な景色の中に広がるひとりひとりのための音楽。
●山内 圭哉(パンク侍、切られて候、パコと魔法の絵本)
前作に比べ、確実にクオリティが上がっていることに感動。空気の触れてない音と空気の触れた音のバランスの妙。子供が大人を見る時の目線。懐かしさと新しさ。決して都会的ではないのに、何故か真夜中の都内のドライブで聴きたくなるような。不思議。
●アキラ(赤犬)
いろんな色の音がつまっていました。きっとこれは幸せな人が作っているからなのです。だから私は幸せを感じました。いろんな人に感じてほしい音楽なのです。きっと大切な事を想い出します。
●SHIRO THE GOODMAN(ROMZ/HONCHO SOUND)
少な過ぎる嘘が作り出した色気のない物語。それがまたとても綺麗。
引用は彼らのmyspaceより。

youtubeにも彼らの音はあがっていました。

あらかじめ決められた恋人たちへ よく眠る

※youtubeより。RSSリーダーでは表示出来ないことがあります。

でも、残念ながら、あのライブの良さはこれだけでは伝わってきません。

もう、自然と体がリズムをとってしまっていて、このまま終わったら帰ってもいいって思いました。もちろん、Why?が待っていますので、そうはいきませんが、それくらいかっこ良かったし、気持ちよかった。

最後にもちろん会場でCDを買いました。池永正二さんをはじめとしたメンバーの方々がそばにいたので、思わずCDにサインをもらいました。

気を使ってくれたのか、控えめに表紙ではなく、内側にサインをくれました。

 
photo.jpg

ボクは基本的に「サイン」というものにはほとんど興味がないんです。でも、おもわずサインをください、と言ってしまっていました。こんなに良いライブを観ることは滅多にないので、それをどうにか伝えたいな、と思いました。

池永さんに「日本のバンドでこんなにすごいdubをやるバンドは初めて見ました」と思わず伝えてしまいました。ボクが一番好きな曲がRhythm & Soundの『King in My Empire』だと伝えたら「変人ですよ」と言われましたが、 もしそうだとすると、こんなにも素敵なdubをやるバンドはきっともっと変人の集まりだと思います。

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   Rhythm & Sound with C. Campbell
   Burial Mix

演奏は恐ろしくうまかったし、気持ちのいいところにディレイのかかったスネアが、タターーーーンとハマって来るし、初めてライブでテルミンの演奏が曲にとけ込んでカッコいいと思えたし(テルミンはどうしても「テルミン使ってます」という感じに聴こえてしまいがちだと思っていました)、リズム隊の2人があの完璧なドライブ感を作り出してぐいぐい引っ張っていくし、そしてピアニカ。

この「あら恋」はバンドではないようなのですが、今日観たこのメンバーが固定のバンドではない、というのはちょっと信じられない。というか、バンドであってほしいです。このメンバーじゃなかったら、この高揚感は出なかったのではないでしょうか?本当にすごかった。

本当は、Why?が良かった、ということを書くつもりだったのですが、もちろんWhy?はスゴくて、もう筆舌に尽くしがたいなー、と一緒にいたお友達のすーさんと話していましたが、Why?だけを目当てに行ったライブでこんなに良い日本のバンドを観てしまったので、今年はもうこれ以上ライブに行かなくてもいいや、とさえ思っています。良かったです。しやわせ。


  • http://mao-jp.com いしもと

    こんにちわ。O-Westでのあら恋ライブの時にリズム&サウンドに反応して握手した者です。
    というか、あら恋のCDをリリースしておりますmaoのオーナー兼DUB Mixerでございます。
    非常に的確に彼等の魅力を伝えてくださって嬉しい限りです。
    7月にはライブアルバムをリリースいたします。バンドセット初の音源です。今の彼等の姿を余すところ無く収めた意欲作です。ご期待下さい。
    ではではお時間あれば是非又ライブにも足を運んでみてください。
    こだまさんやOKIさんとの共演も決まっています!!

  • http://www.dubstronica.com/ dub a.k.a.dubstronica

    いしもとさん
    こないだボクが話していたのはいしもとさんでしたか!はじめましてというか、その節はありがとうございました、というか、まんまと酔っぱらっててお恥ずかしい。
    その時にライブCDのお話を聞いたことは覚えていますし、購入しようと思って楽しみに待っていますよ!
    7日のライブ、行けなかったので、ぜひともまた行きたいです!&泥酔。

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