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スタジアム待望論:The Prodigy『Invaders Must Die』


インヴェイダーズ・マスト・ダイ(DVD付) 紛うこと無き傑作である!

 

と、マサ伊藤大先生のような書き出しで始まりましたが、わりと本気でそう思っています。ジャンルとしての「スタジアムクラス」という言葉がぴったり来るのはサマソニの時にばっちり体験しましたが、それを見事にアルバムというフォーマットに落とし込んでいると思います。

 

ボクはわりとスタジアム級のバンドが好きです。

どうしても、バンドという存在が、売れることで、大きくなっていく過程で、商業的な匂いというのは避けて通れないものだと思っていて、もともとがインディーズ的な人気がある場合は特に、バンドがメジャーシーンにあがっていくことに非難が出るケースがあります。

 

メジャーに行かない、という判断も、行くという判断も、どちらが良い悪い、というのは無いと思っていますが、メジャーとしての振る舞いというのは、個人的には、存在すると思っていて、たぶん、それは、必要とされることを受け入れることなんじゃないかな、と漠然と思っています。

 

一番始めにそういうことを意識した上で、カッコいいな、と思ったのはU2のライブでした。

 

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なんというか、フォーマットに適したコンテンツを提供する、という意味でパーフェクトじゃないかと思います。

 

そして、話はThe Prodigyに戻りますが、去年体験した彼らのライブもまた、U2同様、「The Prodigyに何が求められているのか?」という問いに対して倍返しで返したあげく、ギブアップしてるのにまだホールドを放さないくらいたっぷりと「The Prodigy」を見せつけます。

ひとつ前のアルバム『Always Outnumbered,Never Outgunned』が、蟹で有名な『The Fat of the Land』に対するカウンターで、かつ蟹の呪縛を嫌というほど感じまくるきっかけになったアルバムだったと仮定すると、ついに1st『Experience』から今までのすべてを凝縮して、これがThe Prodigyだ!とパッケージングしてしまったのが、この『Invaders Must Die』ではないか、と思います。

 

いままでのThe Prodigyの焼き増し集じゃないか、と言うこともできるかもしれません。そういう見方はたぶん、それほど間違ってもいないんじゃないかと思います。ただし、焼き増し、という表現はオリジナルを超えることができない場合に使われるものであれば、今回はそういう意味ではひと味違う。

きっと、今のThe Prodigyほど、今までのThe Prodigyをも完璧にこなし、蟹の呪縛をも振り払って、どの時代のThe Prodigyファンの期待をも裏切らず、さらにスタジアムで強烈な存在感を発揮出来る状態は無いのではないでしょうか?

JusticeやDigitalismなんからへんのフレンチ・エレクトロと呼ばれる(のかな?)シーンへの影響もおそらくThe Prodigyからが一番大きいでしょうし、たしかJusticeはインタビューで、Daft PunkというよりかはThe Prodigyに影響を受けたというようなことを言っていたと思います。(リアムの耳にも入っていたらしい)

そういう意味では、ようやく本家が本来の姿で登場した、という感じもします。

 

そして、そのことを嫌というほど痛感出来るのは、きっとこれから来るべき彼らのライブで、なんだと思います。

 

ぜひ、日本に来る際は、最低でもアリーナクラス、願わくば全ドーム制覇みたいなツアーを期待してしまいます。もう、小さい会場では彼らの良さを受け止めきれないと思います。

そして、もっと欲を言うなら、自分に合わない曲の時はそでで休んでていいので、リロイにバンドに戻ってもらって、あの手足の長いクモの様なフニフニダンスを見せてほしいです。

 

このアルバムは、The Prodigyという「スタジアムクラスのバンド」が出した本当に素晴らしいアルバムです。

 

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  • naoyuk

    どもどもー
    リロイは今ごろなにやってるんでしょうね!
    ってことは横に置いといて、、、
    今回のアルバムは『The Prodigyたるもの』をわかりやすく、堂々と示したアルバムになりましたね。カニの頃世界中が沸き立ったあのレイブとロックの合体を、今の時代にもう一度繰り出してきた。冷静に見れば1stへの原点回帰みたいな言葉に集約できてしまうのかもしれないけど、そういう小難しさを感じさせない抜けの良さというか。「おれらそんなこと気にしねーぜ!今やりたいことを、やりたいようにやらせてもらうぜ!」的な爽快感。
    ここ数年の「ニューレイブ」との関連を考えてみても、興味深いですよね。ブッシュアメリカの末期に欧州の10代の若者発信で起こったあの蛍光カラーの狂乱が、オバマ政権誕生を迎えて、気づけばかつての「大衆向けレイブ」オリジネイターによって鳴らされる音となり。それは90年代初期、冷戦終結直後の音だった、ていう。もしこの作品がセールス的にも成功するとしたら、それは時代がThe Prodigyを呼び戻した、なーんてことも言えちゃうかもしれないなあ。(こじつけ?w)
    でもでもそんなことは抜きにして、ぼくはもう当時のあのビッグビート全盛時代に帰ることができて、とても幸せなキブンになれます。(ちなみにノーマンクックおじさんのアルバムでは、残念ながらそうはいきませんでした。)

  • http://www.dubstronica.com/ dub a.k.a.dubstronica

    勝手に思っているんですが、細分化したジャンルは、ある種の原点回帰として、そろそろ減って行く様な気がしていて、そのひとつにこのアルバムがあると思っています。
    (ニュー)レイブ、パンク、ビッグビートらへんをひとつにまとめたようなこの音はもう「The Prodigy」としか言いようが無いし、笑顔が素敵なノーマンおじさんはいつも快楽を求めていて、その結果があのアルバムで、Fatboy Slimがやったオールジャンル的な風合いという意味でアプローチは違うけれど、向かっていく方向が同じな様にも感じます。
    2007〜8年あたりの「その後」に対して、今年は「ひっくるめた全部」的なものが来るのかな?
    関係ないけど、naoyukさんのコメントでele-kingを思い出しました。週末当たり、引っ張り出して来て読み返そうと思います。

  • http://blog.livedoor.jp/ken_c_lo/archives/51327330.html ミリオン通り日誌(仮)

    生まれて初めての九州とかThe Prodigyとか

    九州行ってくるたい。
    阿蘇とか黒川温泉とか行くよ。
    温泉、食、温泉、食…あぁ、生まれて初めての九州。
    楽しみです。
    関係ないけど、The Prodigyの新譜がかっこ良すぎて鼻血が出そうです。
    行く準備するの忘れてずっと聴いてたら、こんな時間になった…。
    もちろ……

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